ユーロはポンドの下げを見てしまうと、限界にも見えてしまい押し目買いの勇気はありません。ユーロポンドはこのところ爆騰しており、ポンドドル下落のユーロドル上昇という逆相の裏がわかります。
ポンドはご周知のとおり、住宅ローン会社の株価暴落で、投資家レベルのサブプライム問題が、地場のローン信用問題として飛び火する可能性を暗示したかたちとなり、数日来感じていた抱えている爆弾の片鱗が露呈した形となっています。
ただ、ユーロ金利とポンド金利のスプレッドが、これ以上のユーロポンド上昇を許すかどうかは疑問であり、事実ユーロポンドの利食い売りが観測されているという噂も見え隠れしています。行き過ぎ感からポンド買いユーロ売りは賛成ですが、この状況の中で技におぼれるようなポジションは控えるべきでしょう(自戒)。
先ほど、リーマンブラザースの決算が明かされ、予想より良い配当が確保されたことからドルに安心感がでた上に、短期的なストップロスでもあったのか、ドル円が急騰。連動してクロス円も概ね上昇しています。
ただし、ドルが他のストレートでも上昇したかといえば限定的で、それではこの時間にクロス円の買いが出たというのはやや苦しい推測となり、個人的な悩みは一層拡大するばかりです。
個人的には明らかに休むべき相場となっていますが、FOMCを控えた本日、どうしてもということであれば、行き過ぎ感漂う、カナダ円の売りを考えて見たいと思います。
確かに、資源の価格下方硬直性は周知の事実ではありますが、最後の逆張りに出るべき時期が熟しつつあるような気がしています。先ほどのクロス円上昇を見ても、要するにドル円次第ということであれば、特に行き過ぎ感のあるクロス円はドル円の下落と共に、急速な巻き戻しとなる公算はありえます。
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