外為ガイドブック☆FX取引の基礎や相場分析を解説…五里霧中の相場取引に一筋の光を

外為市場経験者の浅野敏郎が値動きに着目したチャート解説や個人的意見を綴る相場ブログ&用語集!

エム・ビー・エー(住宅ローン指数) 【MBA】

2007-09-06 20:09:20 |   -FX実用相場用語

Mortgage Bankers Associationの略

米国不動産業界の公的機関で、業界教育や投資分野の開発・専門家育成など、認知活動や業界標準の構築などをミッションとするようだ。

リサーチや市場動向予測なども手がけており、一週間の住宅ローン実績をまとめたレポートがMBA住宅ローン申請指数として、毎週水曜日、20:00に発表されている。

サブプライム問題が浮上して以来、当レポートは週次モノとして速報性があり、足元を測るのにはリアリティある発表として注目を集めている。指標は流行があり、サブプライム問題が沈静化し記憶の底に埋もれてゆくに従って、忘れられる指標となるだろう。

英語のサイトだが、興味がある向きはどうぞ!
URL:http://mortgagebankers.org/ 

サイトを流し読んでみたが、近日の動きを捉えられるレポートは確認できなかった。四半期のローン残高を示す表などは発見できたが、活用方法が良くわからなかった。

サブプライムローンがあれば、プライマリローンも当然ある。単純な数値の増減だけではプライムローンも含まれ、詳細分析は出来ないと思うが、指標として発表される数値は、先週より増えた減ったで足元の流れを判断する程度で良いのかも知れない。

こぼれ話

真意をついているのかどうか不明であるが、資料の中に、どう見てもサブプライムローンの借り手の人種による割合を表記しているとしか思えないグラフがあった
恐るべし、米国!


ドル売りでのリバウンドにラストチャンス ブレークダウンでも追随

2007-09-06 16:53:56 |    -ポンド円

結局は2日前の意味不明な戻りが悔やまれます。

各中央銀行の金利据え置きが発表され、流れとしてG7通貨は利上げというカードは、捨てざるを得ない状況です。本日のECB金利政策も80%以上のセンチメントが据え置きとなっています。

日本の次に低金利通貨国であったスイスは、少し前まで年内にあと一回の利上げを暗示するほど先高感がありましたが、熱は少し下がりかけた様子で、逃避先通貨としてCHFかJPYかという中で、金利的にCHFがやや有利であった分の巻き戻しが、円高を支援する形になっています。

ブレア首相が退任してからというもの、英国全体が沈黙の艦隊化してしまった印象があります。何か爆弾を抱えているのかもしれませんが、先日まではインフレを沈静化できないBOEに対して、一般市民までもが中央銀行に対して不快感を持つほどになっているとの報告がありましたが、世界金融不安の為には利上げのカードは切れず、板ばさみで苦しんでいるところかもしれません。
オイルマネーなど比較的良質な資金が背景にある英国の場合、今回のサブプライム問題の傷も比較的浅いのではないか、との憶測もあるようです。

昨日は、米国単独での悪材料にダウが下げ、久しぶりに全体的なドル売り相場となりました。ドル円が久しぶりに114円台に突入するなど下げ足が拡大したため、クロス円は総じて下落気味に推移しています。

ポンド、ユーロなど対ドルで上昇していますが、上値ではリスク回避目的でのドル転が持ち込まれる様子で重く、クロス円だけが下落要因を強めている形です。

さて、昨日もGBPJPYの下落余地を指摘しましたが、本日は重要な価格を挙げながら、入り口探しをしてみます。

 
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