17:00 独6月Ifo景気動向指数
本日は、ドイツの指標以外に、主だった経済指標の発表は特にありません。
予想は85と、前回の84.2らは若干の向上が見込まれています。
本日は、主な経済指標が無い分、先週末発生した気になる動きを解説します。
ヨーロッパ株式市場が堅調に推移する中、ユーロが対円で上昇する一方で、実は既に対ドルで軟化傾向にありました。
ユーロが総じて強くなりきれない中で、このところポンドの健闘が目を引きます。ファンダメンタルは決して良くないものの、対ユーロで売られすぎた調整が入っている模様です。
以前に、ユーロドル相場でヘッドアンドショルダーのフォーメーションに着目し、下落リスクを予測してみた経緯がありましたが、
ユーロポンド相場では、リバーサル(反転)を達成し、ユーロ売りが強まっています。ユーロが買われるべき動向や発表があっても弱い地合いは、この背景が原因である可能性があります。
また、このユーロ売りの動きにつられて、ユーロドルや金相場も下落基調を継続する可能性があります。ユーロは全体的に戻り売りの戦略が機能しそうです。