◎始めに、ドル円相場を中心とした、今日これまでの為替市場概況です。
取引日付が3月29日に切り替わる、日本時間午前6時時点のドル円相場は、
先週末終値から7銭程度、ドル安円高方向へギャップをあけ、92.43円付近で寄り付きました。その流れで92.32円の安値を付けた後、仲値公表あたりからドル買いが強まると、後場早々に92.77円付近の高値を付けました。その後、売り戻されたものの92円台半ばを維持し、小幅に揉み合いながら東京時間を引けています。
欧州時間に入っても92円55銭から70銭の揉み合いに終始しています。
◎では、変動要因などについて順番に見てゆきましょう。
寄り付きのドル売りギャップは、その他の対ドル通貨が顕著で、特にユーロドルの上昇ギャップは60ポイント以上に昇り、早朝のシドニー市場では1.35台を付けたとの噂がありました。ユーロ買いが急進した根拠は特定仕切れていませんが、ギリシャ支援策に具体的な骨組みが見えたことで、積みあがっていたユーロのショートカバーが、期末の手仕舞い要因を伴って、一気に噴出したものと思われます。
強いて探せば、ECB理事会メンバーから、対ドルでのユーロ高容認発言が週末に報じられており、支援材料になっていたものと推測できます。
また、豪州中央銀行総裁からは、低金利に対するタカ派的な発言もあり、ドルは総じて売戻が先行しています。
欧州時間に入り、ドル円以外の対ドル、対円通貨は、概ねドル売り円売りを強めており、それぞれギャップ直後の高値を更新する展開です。特段の指標発表もなく、欧州通貨のショートカバー以外に要因は不明です。
その後、ドル売りは一服しましたが、ユーロドルは1.3500、ポンドドルは1.5012の高値をつけています。
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