外為ガイドブック☆FX取引の基礎や相場分析を解説…五里霧中の相場取引に一筋の光を

外為市場経験者の浅野敏郎が値動きに着目したチャート解説や個人的意見を綴る相場ブログ&用語集!

ドル円、レンジ相場の背景は‐「A氏からのメッセージ」10月28日

2013-10-28 18:23:36 |  -ドル円

週末の米国市場では冴えない経済指標の結果を受けて、暫く金融緩和縮小が見送られる観測が強まったようだ。この結果、米国株式市場は皮肉にも反発、これを受けて日本の株式市場も300円ほど上昇している。

実はこうなるとドル円相場は難しい所である。


米国の金融緩和継続はドル売りだが、好調な日経平均の上昇はドル買い・円売りになりやすい。従って、東京市場はドルの反発が見込まれるが、海外では再びドル安地合になるような気がしている。

本日の東京市場は、午前中は97円50銭を挟んで小刻みな動き、午後は僅かにドル高に推移するも97円73銭をつけた後の上値は重い。

一方、週足のプロチャートでは、



97円付近にある分厚い週足雲の上限で大きくサポートを受けている。

反発地合は戻り売り、96円台は手仕舞うという小刻みなディールで挑みたい。


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ユーロ、旗艦の独経済失速も米経済失速が追い風‐「A氏からのメッセージ」10月28日

2013-10-28 18:12:07 |  -ユーロドル

先週発表された10月のIFOドイツ業況感指数は、市場の予想を下回る結果となったが、冴えない米国経済指標が緩和縮小期待を延期させており、ユーロにとって引き続き追い風だ。



高値警戒感はあるが、あまり下押しが無いのはトレンドの強さを物語っている。

日足、週足ともに強い上昇基調は続いており、日足のモダルポイントも1.38と高値を更新。
週初はまず買い先行で挑みたい。



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豪ドル、中国懸念で売り+ユーロ逃避先=??「A氏からのメッセージ」10月28日

2013-10-28 18:02:31 |  -豪ドル米ドル

米国の金融緩和縮小は追い風だが、中国に対する懸念の影響も小さくない。こうなると、ユーロ買い・豪州売りと言うポジションを仕掛けたい所だ。 



欧州の知人に聞くと、既にこうしたポジションを仕込み始めて動いているらしい。ドルを間にはさんでこんなポジションにチャレンジしてみたい。

因にクロスレートで換算するとEUR=1.4372 AUDでEUR買いを仕込む事が出来た。1.42あたりにストップを置いてまずはチャレンジか。


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IMM残高分析‐ユーロ買い鮮明 オージーも恐らく実態は買い越しか 10月01日データ分

2013-10-28 12:23:14 |   -【特集】IMM残高分析

先週金曜日は、やっとCFTCのデータ更新がありました。しかし、今回のデータは、閉鎖された週に発表される予定だった10月1日時点のデータとなっており、最新データではありません。10月の第一週目のつもりになってお届けしたいと思います。

では、ドル円相場の取組のネットポジションから見ていきましょう。


<ネットポジションのグラフ>
FOMCで緩和縮小期待が打ち消された影響はまだまだ続いていた模様で、ドル円相場の頭も押さえられる展開が続いていたことが判ります。

こうした地合いを受けて、10月1日時点のネットポジションは、ドルの買い持ち(ロング)を取り崩す動きが進んでいたようです。ドルのネットポジションは、82,324コントラクトの買い越しに減少していました。


<全通貨のネットポジション>
続いて全通貨に対するネットポジションのグラフです。

前回のFOMCで金融緩和縮小が見送られた影響は相場全体を覆っていたようです。前週のポジションと比較しても判るように、全般的にドルの売り戻しが進みましたが、スクエア以上にドル売りを積み増す動きには至っていなかったことが判ります。

<前週比グラフ>
次に前の週と比較した取組高の変化を示すグラフをみて見ましょう。今回で言う前の週は、9月24日週となる点は、ご留意ください。

まず円ですが、
前回のFOMC結果を受けて、アメリカの金融緩和が継続される事が決定的となった事で、金利先高感の失望から、円を買い戻す動きが強かった模様です。
円は前の週と比べて、10,494コントラクトが買い越される結果でした。

続いてユーロですが、
対主要通貨でドルが売られる中、次の買い通貨としてユーロに注目が集まっていたことは前回の番組でもお伝えしていましたが、相場の方もユーロの上昇が続いています。 前週に大きく買い越しが増えたので今回はそれほど多くはありませんが、確実にトレンドになっています。
ユーロは前の週と比べて2,432コントラクトの買い越しとなっています。

その他、豪州ドルも
買い通貨として注目を集めています。前週では大幅な買い越しを記録しましたが、今回のデータでも前の週と比べて6,015コントラクトの買い越しとなっています。今回の豪ドルのネットポジションは28,804コントラクトの売り押しでしたが、現在は恐らくネットでも買い越しに転じている可能性が高いと思います。

さて、前回のFOMC以降の状況を見てみると、米国の経済指標も冴えないものが多かった印象です。加えて、10月に入って継続したアメリカ政府機関の機能不全は、観光業や消費に対して悪影響があったことは否めません。こうなると、米国の金融緩和縮小開始は暫く延期され、少なくとも来年の春以降に持ち越されそうな気がします。

今週は30日にFOMCが開催される予定ですが、将来の見通しに対して、何らかのヒントが出てくるかどうかに注目しておきたいと思います。

以上の内容は、グラフなどを交えて動画でもお送りしています。


ForexTV・ジャパンのIMMチャンネルでご覧ください。


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