週末の米国市場では冴えない経済指標の結果を受けて、暫く金融緩和縮小が見送られる観測が強まったようだ。この結果、米国株式市場は皮肉にも反発、これを受けて日本の株式市場も300円ほど上昇している。
実はこうなるとドル円相場は難しい所である。
米国の金融緩和継続はドル売りだが、好調な日経平均の上昇はドル買い・円売りになりやすい。従って、東京市場はドルの反発が見込まれるが、海外では再びドル安地合になるような気がしている。
本日の東京市場は、午前中は97円50銭を挟んで小刻みな動き、午後は僅かにドル高に推移するも97円73銭をつけた後の上値は重い。
一方、週足のプロチャートでは、
97円付近にある分厚い週足雲の上限で大きくサポートを受けている。
反発地合は戻り売り、96円台は手仕舞うという小刻みなディールで挑みたい。