外為ガイドブック☆FX取引の基礎や相場分析を解説…五里霧中の相場取引に一筋の光を

外為市場経験者の浅野敏郎が値動きに着目したチャート解説や個人的意見を綴る相場ブログ&用語集!

USDJPY 変動要因は散見されるも決定的な動きにつながらず 矛盾の指摘

2008-04-23 20:34:09 |    -ドル円

ポンド円は下押しが先行し、低い方の新規が成立したため高いオーダーはキャンセルとなりました。

相場は取引開始直後、暫く揉んだあとは概ねポンド買戻しが先行し、戒めていたにも関わらず、深追いをしてしまった結果、ストップアウトしました。高い方のオーダーで再トライしたと仮定しても、結局その上のストップも付いいており、売り戦略自体が否定されてしまいました。

当時の相場状況で、ポンド売りにトライしない手は無く、間違ったチョイスではなかったと思いますが、新たな動意を欠き積みあがった短期のポンドショートの圧力のまま変動したという感じです。

本夕、BOE4月度のMPC議事録内容が発表されましたが、実行された利下げについて、6対3の投票結果だったことが判明。全会一致と予想されていた中、3名は利下げ支持をしなかった結果、今後の利下げ政策にやや陰りが見えたことでポンドの買い戻しが先行してはいます・・・

といっても、むしろポンド買いの圧力は昨日の方が強く、本日の反応は非常に限定的でした。ちぐはぐ感はどうも否めません。いずれにせよ、本腰の入った資金の動きは乏しいように思えて仕方ありません。

さて、ポンド円と酷似しているドル円相場のこのところの動きですが、ポンド円同様ドル円も今ひとつ納得できない動きとなっています。新規の戦略は本日見合わせる予定ですが、その納得できない矛盾について考察してみます。