外為ガイドブック☆FX取引の基礎や相場分析を解説…五里霧中の相場取引に一筋の光を

外為市場経験者の浅野敏郎が値動きに着目したチャート解説や個人的意見を綴る相場ブログ&用語集!

ドル売りでのリバウンドにラストチャンス ブレークダウンでも追随

2007-09-06 16:53:56 |    -ポンド円

結局は2日前の意味不明な戻りが悔やまれます。

各中央銀行の金利据え置きが発表され、流れとしてG7通貨は利上げというカードは、捨てざるを得ない状況です。本日のECB金利政策も80%以上のセンチメントが据え置きとなっています。

日本の次に低金利通貨国であったスイスは、少し前まで年内にあと一回の利上げを暗示するほど先高感がありましたが、熱は少し下がりかけた様子で、逃避先通貨としてCHFかJPYかという中で、金利的にCHFがやや有利であった分の巻き戻しが、円高を支援する形になっています。

ブレア首相が退任してからというもの、英国全体が沈黙の艦隊化してしまった印象があります。何か爆弾を抱えているのかもしれませんが、先日まではインフレを沈静化できないBOEに対して、一般市民までもが中央銀行に対して不快感を持つほどになっているとの報告がありましたが、世界金融不安の為には利上げのカードは切れず、板ばさみで苦しんでいるところかもしれません。
オイルマネーなど比較的良質な資金が背景にある英国の場合、今回のサブプライム問題の傷も比較的浅いのではないか、との憶測もあるようです。

昨日は、米国単独での悪材料にダウが下げ、久しぶりに全体的なドル売り相場となりました。ドル円が久しぶりに114円台に突入するなど下げ足が拡大したため、クロス円は総じて下落気味に推移しています。

ポンド、ユーロなど対ドルで上昇していますが、上値ではリスク回避目的でのドル転が持ち込まれる様子で重く、クロス円だけが下落要因を強めている形です。

さて、昨日もGBPJPYの下落余地を指摘しましたが、本日は重要な価格を挙げながら、入り口探しをしてみます。

 
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