ヒヨコ・イン・ザ・ワールド

Fukunosukeとhiyokoが綴るブログ。バリ島旅行記とスペイン旅行記だったのですが、最近は色々増えました。

先斗ポン太さん個展

2011-03-23 21:23:51 | その他
hiyokoです。



まだまだ余震の続く不安な日々、テレビから流れる地獄を見ている様な衝撃的な映像の数々や
被災者の方々の辛い避難所生活、ご家族を亡くされたり家を失くされた方々の悲しみ、、、。
そして、福島原発事故により、命をかけて作業に携わっていらっしゃる方々やそのご家族、避難
を余儀なくされた地域の方々、、、
あの日以来、胸が押しつぶされそうな日々で、なかなか平常心に戻れない毎日を送っています。
被害の少ない東京に住む私でさえこんな精神状態であるのに、被災された方々の心情、辛い日々
を慮ると、心が痛むばかりです。
そんな中でも前向きに頑張ろうとされている被災者の方々に、逆にこちらが勇気をいただいています。
悲しみや苦しみから立ち直られ、一日も早く笑顔が戻られる事を心からお祈りいたします。
そのために私に何ができるか、日々考え、出来ることから一つずつ、取り組んでいきたいと思います。







震災後、数々のイベントが中止になっています。
この状態では、それはもちろん仕方のないことだと思います。
ですが、その日のために日々、一生懸命努力を続けて来られた方々のお気持ちを思うと、それも
本当にかわいそうな事だと、、、。


スキースクールを運営している友人から、今季は軒並み大会が中止になっており、大会優勝を
目指して必死に練習していたジュニア選手達が本当にかわいそうだと。
小6、中3、高2の冬は人生に一度だけ。。。
でも、今は気持ちを切り替え、子供達はまた来年に向けて頑張っていると、、、。


そんな話を聞いて、何となくモヤモヤしていたある日、個展のご案内が届きました。
先斗ポン太さんの個展 『*きんぎょ娘外伝*「私はここにいる」』です。
個展を開かれるということは、かなり前から聞いていました。
どうされるかなぁ、心優しいポン太さん、悩まれているだろうなぁと、気になっていました。
でも、ご案内をいただいて、とてもホッとしたのです。


そして昨日、いよいよ個展が始まり、早速、Fukunosukeと銀座に行って来ました。
先斗ポン太さんは、以前こちらでご紹介した浅見ハナさんのご主人です。


ネオンの消えた銀座。

まだ夜7時だというのに、驚くほど閑散としています。


考えてみたら、大地震以来、都心に電車で出かけるのは初めてでした。



会場である「ギャラリー海里」が入っているレトロなビル。



銀座松坂屋の裏手です。こんなビルがまだあるんですねー。



いい雰囲気ですよー。松田優作の探偵物語に出てきそうなビル。

地下は「TARU」という有名なバーだそうです。


近いうちに取り壊されるという話もあるとか。。。
何とか残して欲しいですねー。


さて、レトロな階段を上がっていくと会場です。
あ、ポン太さんがいます。

節電の折、照明も暖房も最小限です。



それでは、しばらくポン太さんの世界をご堪能ください。






       

       















どうですか。
良いでしょう~。
面白くて、あったかくて…。
塞ぎこんだ気持ちが、見ているだけで、明るくほっこりしてきます。



さて、ギャラリーの隣のお部屋では、奥様の浅見ハナさんの作品も数点展示しています。



なにかとても心を突き刺す作品でした。

前回の個展でも見ているはずなのに…。今の精神状態にピタッと合ったということでしょうか。


今回、浅見さん夫妻の友人でNY在住の画家、渡辺啓子さんの個展が隣の部屋で同時開催されています。

テーマは「星と人の間に」“Between Star and Man”。


私達とは食いしん坊仲間の料理研究家山田玲子さんが、レセプションのオードブルを担当。

渡辺さんと玲子さんは幼稚園の同級生。いなり寿司が意外性があって大人気。美味しかった!







こんなささくれだった気持ちの時だからこそ、絵画や音楽の必要性を感じます。
まだまだそんな余裕のない被災者の方々には本当に申し訳ないと思いつつ、、、。
私達夫婦も、この夜は少しだけ元気をもらって家路につきました。


ポン太さんの個展は30日まで開かれています。


銀座ギャラリー海里 〒102-0061東京都中央区銀座 6-11-10



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2 コメント

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Unknown (ベラ)
2011-03-24 17:14:41
hiyokoさん、こんにちは。
余震や放射能漏れが続いてますが、
その後、いかがお過ごしでしょうか?

私も先週の金曜日、
ユダヤ音楽のしらべ・祈りという
小さなコンサートに行ってきました。
しかし、残念ながら音楽を聴いても、
心が癒されることはありませんでした。
やはり、民族間同士の争いと今回の
あまりにも悲惨な自然の猛威とでは、
少し事情が違っているかなと思いました。
(勝手に思っただけなんですが)
最後にふるさとが演奏されたんですが、
ふるさとを津波で破壊された方のことを
思うと、合唱する気になりませんでした。
(歌がすごく下手というのもあります)

銀座もとっても寂しいですね。
お鮨を食べに行く人もいないと聞きましたが、
本当なんでしょうか?

大阪では、阪神大震災の時は、
さすがに食べに行くのは憚られたんですが、
今回は、少し距離があるので、
関西方面から盛り立てようっていう感じでしょうか?


2週間前には、こんな日が来るとは、
誰も思っていませんでしたよね。
不景気だなんだといいながらも、
楽しく過ごせていたような。

また、子供たちのイベントは出来るだけ
開催してあげたらいいなぁと思ってます。
甲子園で春の選抜もやってることですし。
停電の問題とか交通手段がクリアできたら、
子供たちの笑顔や打ち込む姿が見れたら
いいですね。

気温の変化も激しいですから、
お体に気をつけてお過ごしくださいませ。
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ベラさん (hiyoko)
2011-03-25 01:18:07
コメントありがとうございます~!!

すっかりご無沙汰してしまいました。
あの日以来、なかなかブログを見に行くまでの気持ちの余裕が無くなりました。
ですが、そろそろ徘徊を始めようかな!

昨日はさすがにお水を買いに走りましたが、結局は手に入らず、お茶のペットボトルを買ってきました。
でも、40歳以上は大丈夫らしいですね。
喜んでいいんだか、どうなんだか、って気分です。(笑)

近頃、多くの東京人は、あまりの余震の多さに地震酔いという症状が出ています。
確かに、船酔いみたいにいつもゆらゆら揺れている気分なんです。
弱いですね、ほんと都会の人は。

銀座に限らず、都心のレストランはかなり大変らしいです。
みんな、地震以来、早く家に帰ろうという気分なんですね。
計画停電の影響で電車がストップする可能性があるので。
でも、街もチラホラ活気が出て来ていますよ。
夜はさすがに節電でネオンはありませんが。
今回、日本っていいなって思ったのは、あの暗い銀座を夜歩いていても、恐いと思わないことです。
恐らく、NYだったら、、、一人では歩けないでしょうね、あの暗さでは恐くて。

こんなに日本人で良かったとか、日本っていい国だなとか、思う日が来るなんて思ってもみませんでした。
きっと、皆さんそうなのではないかしら。
今の気持ちを大切にしたいですね。

高校野球、始まってよかったですね。
開会式での球児たち見て、なんだかホッとしました。
みんなの笑顔が早く戻るといいですね!

ベラさんも季節の変わり目、お身体お大事になさってくださいね!
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