ヒヨコ・イン・ザ・ワールド

Fukunosukeとhiyokoが綴るブログ。バリ島旅行記とスペイン旅行記だったのですが、最近は色々増えました。

修善寺行き2(散策とちょっと美味しいもの)

2006-08-28 17:40:15 | 国内旅行
修善寺の温泉街は、桂川に沿って東西500メートルも行けば終わってしまい
そうな小さな温泉街。けれど、いくつかの老舗旅館や当代きって人気旅館も
あり、なかなか侮れない温泉地です。



8月終わりの桂川。竹林ともみじ。緑がきれいです。



川沿いの竹林は、散策路として整備されています。



夜はライトアップするんだなぁ。




散策路をずっといくと、源範頼(←誰?)の墓の横に、民家を改装したお茶処が
あります。ちょっと一服してみました。縁側には、信楽?の狸の線香炉が鎮座。




「田舎のおばあちゃんのお家」みたいです。あっちとこっちが障子戸になって
いて、開放すれば風が抜けて行きます。この家、1ヶ月位借り上げて住んでみ
たいです。





旅館「あさば」の門です。なんと言っても、現在関東では随一の人気旅館で
しょう。パンフレットを貰うだけに立ち寄ったのですが、応対も丁寧で、
館内も明るく清潔。センスもよさそう。「いい旅館」を予感させる佇まいです。
いつか泊まってみたいなぁ。でもいつ電話しても予約取れないんですよね。
昔のユーミンのチケットみたい。



こちらは、日本を代表する高級旅館の一つ、「柳生の庄」の一間。これも
パンフレットを貰いついでに、部屋を見せてもらいました。

いやこの部屋はすごいですよ。写真ではわかりませんが、立派な部屋でした。
施設は流石に古さを隠せませんが、よさげです。
(でも僕はあさばに泊まってみたい。)



そしてまた食べ物。

えー、すみません。修善寺ではなくて、まず三島です。

三島と言えば何故か鰻。でも、仕事で何度か三島に行って、鰻を食べた事も
あったのですが、これまではどうという印象も持っていませんでした。

でも、今回こちらで食べた鰻は美味しかった。「本町うなよし」です。
*「元祖うなよし」とか別の店もありますが、そっちは美味しくなかった。



うな丼です。尻尾の先の方が少し固くて、蒸さない関西風といえば関西風。
でも、身の方はふっくらとしていて、蒸した関東風。口コミでは色々な意見が
ありますが、本当は関東風/関西風どっちなんでしょうか。そばと鰻について
は、一定水準を超えると「みんな美味し」くて味の違いが正直わかりません。

関係ありませんが、向かいに相席した地元のおばちゃんが、「この辺じゃここが
一番だ」って言ってました。多分そうなんでしょう。


沼津の漁港近くの、「鮨文」

ここに行くのは2回目。以前は別の場所にありましたが、転地してお店も高級な
雰囲気になっていました。お鮨の写真は撮らなかったけど、なかなか美味しい
と思います。魚市場隣接のおすし屋さんとしては、あまり割安感はないのですが、
お鮨自体は値段相応に美味しいと思いますよ。鮨飯も下品に大きくないし。


沼津冨久家

東京モンにとっては、ここは幻の名店です。「イタリアンロール」一本で勝負する
洋菓子屋さん(いや、そのつもりかどうか知りませんが)。

初めてここのイタリアンロールに出会ったのは、新宿高島屋の催事の出店にて。
素朴なロールケーキなんですが、これが美味いんです。




これがその機関車トーマスです。いや、イタリアンロールです。うーん。どう
美味しいかと言われても、うまく説明できない。
ともかく一度試してみてください。誰でも好きになる、やさしい美味しさです。




あー美味しかったなー。また色々食べちゃった。









いー思いしやがって。なーんかつまんねーなー。

<hiyokoより一言>
実は出かける直前、着て行く予定の洋服に福之助が毛球を吐きました!!
すごい嫌がらせ~~。

修善寺行き1(湯回廊 菊屋)

2006-08-28 17:35:42 | 国内旅行
久しぶりにFukunosukeが担当します。


1泊2日で、修善寺に「ちょっとリフレッシュ」に行きました。
「湯回廊 菊屋」という旅館へ。創業350年。えらく歴史のある旅館です。
“古けりゃ良いってモンじゃない”というのは世の慣わしで、ただ古いだけ
なら興味も無かったのですが、なんだか大規模に手を入れてリニューアル
オープンしたとのこと。

経営が傾きかけていたところに、資本が入ったみたいです。星○リゾートに
よる旅館再建プログラムみたいなものかな。

料金もまあまあ手頃、宿泊者のネット評判も良かったので行ってみました。




表玄関(入り口)です。ここは以前のままみたい。洒落てはいません。
ここから入って、渡り廊下を歩いて桂川を渡り、川向こうに旅館があります。




何かよくわかりませんが、八角形の建物があります。中は喫茶室になっています。




館内の廊下。「レトロ~」です。でも、ロココ調みたいな椅子、新品です。
油断禁物です。




右の窓の外は、大きな池&日本庭園になっていて、この庭を囲むように回廊が
廻らされています。随分広い敷地に客室は42室ほど。贅沢な作りです。
敷地の広さだけでいったら、修善寺でも一番じゃないのかな。



外の回廊。そばを流れる小川には、ホタルが舞うそうです。




中廊下。レトロー。湯治場みたい。湯治場と言えば、その昔夏目漱石が結核の
療養に滞在したのが、この菊屋旅館なのです。




と、思いきや、突然中庭に面して“新しい資本による”テラスが造作されています。
何気でいい感じです。




通された部屋は「離れ草庵 響の間」。離れ形式で新築された8室の一部屋です。
部屋の全体図が撮り難く困りました。これは、リビングスペースの方。
変わってるぅ。杉板の床に、座椅子風ソファ。窓の外には、濡れ縁風テラスが
あって、安楽椅子が置かれています。



その(撮影)場所で後ろを振り向くと、こうなっています。何とベッド。
部屋の広さは、10畳+6畳+水回り類(露天風呂もある)という感じです。
天井が高い。



部屋つきの露天風呂。何でも新しくて清潔です。新築マンションの匂いが
しました。



露天風呂からは、庭園が眺められます。
最初、「向こう側の建物から丸見えではないか!」と焦ったのですが、こちらに
面した側の窓は全て「はめ殺し」にして開かないようになっているそうです。

向こう側の建物、古いのであまり美しくありません。一部倉庫のようなものも
見えるので、部屋の露天には、夜に入る方がいい気分です。

いや、でも入ってみるとかなりいい感じ。随分長湯してしまいます。



濡れ縁と露天風呂は、直接行き来できるようになっているので、のぼせてきたら
この椅子で涼んで、またお風呂に浸かります。


さてご飯だ。

先付けと前菜盛り合わせ。おっ、意外に美味しいかも!



お造りは、5種のネタから3つまで選べます。僕は、地あじ、活たい、あわび。
美味しいよ。hiyokoさんはたいの代わりに地たこ。

わさびは自分ですりおろすんですが、このわさびは葉っぱまでついている状態。
いかに新鮮かと言うこと。このわさび、これだけで酒の肴になってしまいます。



焼き物・揚げ物は、3種の中から1つ選びます。hiyokoさんは、狩野川あゆの塩焼き。
香りがあって、甘味があって、かなり秀逸。炭火で焼いて供されます。



僕はサザエのつぼ焼き。これも美味しいですねー。



洋風皿も3種から1品選びます。僕は黒豚味噌シチュー。マンゴーのソースと、
味噌風?のソース。これは美味かったー。hiyokoさんは伊豆牛のステーキなん
ですが、ステーキよりもさっぱりしていて美味しかった。



しめは、鯛茶漬け。かけるのは、ダシではなくてお茶です。相当お腹いっぱい
なので、ここでダシだとくどいかも。お茶で正解。
*ちなみにhiyokoさんは稲庭うどんにしました。

この他に、冷やし鉢、椀物、凌ぎ、強肴、酢の物など、盛り沢山。一通り食べて
足りなければ、お代わりもできます。



デザート。メロン(水菓子)、白玉、プリン。うーん。デザートはもう少し
頑張ってもよさそう。




あ、言い忘れていましたが、食事は部屋食ではなく、食事処でいただきます。
良し悪しですねー。出来立てが出せる反面、他のお客さんが気になったり。
これは食事処(半個室)からの庭の眺め。竹は、お酒のとっくり。

ふー、おなかいっぱい。
こちらのシステムは、コース全体のうち、4品についてはお好みで選べる
んです。どちらかと言うと、そういうチョイスより、一品一品「これぞ!」と
言うお皿を出してもらう方がいいと思いますが、たまにはこういうのも楽しい
かも。とにかく、料金相応以上の満足感はありました。


さて翌日の朝ごはん

和食と洋食から選びます。僕は和食。真ん中のお皿には何も乗っていませんが、
この後、干物の焼き物が運ばれてきます。焼き物は、例によってチョイス制。
僕はあじの干物と、いわしのしょうゆ漬け。

それから、面白いシステムとしては、卵料理は自分で陶板で好きなように焼く
(炒める)システムになっています。
うーん。どちらかと言うと、これは焼いて欲しいぞ。



hiyokoさんは洋朝食。



さて、菊屋旅館。総括が難しいところです。レトロとモダンの組み合わせは、
上手くいっている所とそうでない所があります。でも、この広さ、歴史、雰
囲気等、ここでしか味わえない要素もタップリあります。

新築の離れは、いいような悪いような。露天(と濡れ縁の休み処)、いつでも
寝られるベッドなどいいのですが、部屋からの眺めや、設備の高級感などは
もうひとつ。

食事は美味しいです。ビックリするような演出はないので、2~3日経つと
何を食べたか忘れてしまいますが、そつなくセンスよい味にまとまっています。

ベッドを配し、食事はレストランにする事で、滞在中は呼ばない限り部屋
係は入室しません。プライバシーは保たれますが、夕食中のベッドメイクく
らいはあってもよかったかも。「宿泊客のことを考えた」、というより、
「オペレーションの効率を優先した」という印象を受けます。

そうですね、何より微妙なのは、旅館全体のエクスペリエンスを通して、
館主のこだわりや、ポリシーというものが感じられなかった点かも知れま
せん。全般に、商業主義というか、それに類する合理性と、今時の流行
旅館の雰囲気を手頃な按配で混ぜてみた、という匂いが、ちょっと煮え切ら
ない印象を与えているような気がします。一つ一つの要素は及第点なのに、
何となく全体としては「納得」という気分にならない。

旅館の宿泊客は、設備や調度、食事やサービス、果ては活けられた草花、スリ
ッパまで、あらゆるものを通して、その旅館の主人のもてなしへの哲学に触れ、
その背景にいる「一個人としての主人の主張」を感じるものと思います。
それが「旅館」と「ホテル」の一番の違いと思います。でも菊屋では、残念な
がらそう言った「主人の人格」を感じることができませんでした。

その理屈で言えば、ここは間違いなくホテルです。例えば箱根の富士屋ホテルに、
今風の新館を増築しました、と言われれば、「なるほどそうか、なかなかいいで
すね」と評価できます。でも、旅館には、そうではない、何か違う物が欲しいん
ですよねー。日本を代表する老舗旅館を謳うなら、なおのことです。

旅館って、やっぱり奥が深いかも。

ポトラックパーティー

2006-08-13 13:09:55 | その他
今回もhiyoko担当です。

先日、2~3年振りに英会話教室のお友達と会いました。
あの頃は教室よりも終わってからのご飯の方が楽しみだったなー。
お友達二人はその後、会社も一緒になり今も仲良しで、現在二人ともチャングムに熱中していて、しょっちゅう二人で韓国旅行をしているとのこと。
我が家は去年の旅行以来、スペイン料理が得意になり~。
ということで話は盛り上がり、久々に我が家で二国の得意料理を持ち寄ることになりましたー。




先ずは韓国料理 その1 豚肉のポッサム(Tさん作)
ポッサムって包むという意味だそうで、サンチュにゴマの葉・青唐辛子・韓国味噌・アミ・キムチと共に、一晩漬けて蒸した豚ばら肉を包んで食べます。
うんま~~いっ!!


麻布十番の大好きな韓国家庭料理の「石亭」のも美味しいけど、こっちも負けていないぞ。
これは外で食べるものと思っていたけれど、家庭で作れるんだー。今度やってみよーっと。



韓国料理 その2 もやしのナムル(Tさん作)
ん~、いい味だ~。


しみじみ美味しかったよー。




韓国料理 その3 牛肉のチャプチェ(Yさん作)
チャングムでも登場するこのお料理。
見た目ではわからないですが、さすが宮廷料理だけあって実に手の込んだものなのです。
一つ一つの材料をそれぞれごま油で炒め、それぞれ味付けし、それを和えるという物。(そう、チャプチェは炒め物ではなく和え物なんですね)
それに錦糸卵やらを加えて、時間も手間も掛かった一品。
すごく上品で美味しい~!!何度も唸ってしまった。
他にYさんは、「わかめと筍のスープ」を作ってくれました。
それと、香港のお土産の小魚とピーナッツのおつまみ(これ絶品!)を持参してくれました。


私もチャングムを観て、思わずチャングム料理本を買ってしまい作ってみましたが、こんなに美味しくできなかったなー。
Yさんにコツを教わったので、早速リベンジだー。



さて、我が家からは、下記のラインナップ。

スペイン料理 その1 ガスパチョ(hiyoko作)
スペイン料理 その2 具沢山のパエリャ(hiyoko作)
スペイン料理 その3 ガンバピルピル(fukunosuke作)
その他  その1 ニース風サラダ(fukunosuke作)←これはフランス料理ね!
その他  その2 チーズ3種
その他  その3 デザート 代々木上原「西光亭」のミルクゼリーと黒蜜ゼリー
その他  その4 デザート 世田谷代田「バナナや」のきなこクッキーとフルーツケーキ

って、写真が、な・な・な・なーーーーい!!!!
そうなんですー、もう食べることに夢中で、後半のスペイン料理が出来上がった頃には写真のことはすっかり忘れ~~~。
あ~あ~~~。
せっかく見た目もきれいに作ったのにね!


連日暑い日が続いたので、キンキンに冷やしたグラスにガスパチョを一口ずつ、アミューズとして。
こういう時は、バーミックスが活躍します。

パエリャは、参宮橋にある大好きなスペイン料理屋さんの「ロス・レイエス・マーゴス」のご主人から、家庭で作るコツを教わり、スペインで食べて舌で覚えた味を再現した我が家の自慢の一品。

肉類には必ずスペイン産の生ハムかサラミも入れるのが我が家風。
味付けの秘訣としては、トマトソースを入れることかな。
あと、サフランをケチってはいけません。
ここでは、バンッと使いましょう!



ガンバピルピルは、エビとにんにくのオリーブオイル煮。
これは夫の十八番で、いつも美味しくできます。
ニース風サラダはスペイン料理ではないのですが、やっぱり野菜を食べないとね!ということで。
これも夫の最近の得意料理で、美味しい美味しい!
ホント、ウチのだんな様(fukunosukeね!)、お料理上手です。



デザートは、私が腱鞘炎になってからは杏仁豆腐くらいしか作らなくなってしまいました。
なので、今回もお気に入りの物を購入してきました。
ミルクゼリーは本当に美味しい!!!誰にお出ししても、感激されます。
ちなみに、黒蜜ゼリーは一番人気だそうですがが、全員の評価はまあまあ美味しいでした。
きなこクッキーは、若い女性一人でやっている最近お気に入りの小さいお菓子屋さんのもの。
あまり評判になると困るな。。。(フルーツケーキは普通に美味しい)



その他には、ハードタイプのチーズ3種。
スペインのマンチェゴの他に、ミモレット、カネストラート。
カネストラートはイタリアの物だそうで初めてでしたが、なかなか美味しかったです。
でも、我々夫婦はやっぱりマンチェゴが一番好きかな。


お酒も、先日新大久保のスーパー「韓国広場」(ここは凄いぞ!)で仕入れてきたマッコリと、大好きなスペインワインと、この日のお題目に合わせて。
大きな紙パック入りのマッコリ、なかなか美味しい。





夕方4時半から10時まで、延々と宴は続き・・・。
あーー、楽しかったーー!
持ち寄りのパーティーって、本当に楽しいですよね!