ヒヨコ・イン・ザ・ワールド

Fukunosukeとhiyokoが綴るブログ。バリ島旅行記とスペイン旅行記だったのですが、最近は色々増えました。

ベルギー その8 (アントワープ+その他)

2006-11-01 22:30:07 | ベルギー
■アントワープ最終日

実は今回の旅行、予想以上に写真を沢山撮りすぎて、前日の夜でカメラのメモリー
が一杯になってしまいました。
したがって最終日の写真がありません。
ごめんなさい!
私の文章力でどこまで皆さんを引っ張れるか不安ですが、頑張ります!


■誕生プレゼント

前日まで高熱でフラフラだった夫も、薬の効果かだいぶ楽になったようです。
朝食後、まだ買えていなかった私の誕生プレゼントを見に、再度ショッピングへ。
(夫の提案ですよ!念のため)

実はこの年の誕生日は、5年に1度の節目の年齢。(勝手に決めるな)
何か記念になる物にしようと、洋服などはやめようということに!(ん?いい感じだー)
ということで、HE○○○○でバッグとか、Ca○○○○○で時計とかを見てみようと。

*アントワープですから、ダイヤモンドという選択もあったのですが、素人が見てもいい
買い物が出来る自信がないし、それ程時間もなかったので、今回は諦めました。

実はベルギーに行く前から、アントワープのHE○○○○はけっこう物があると聞いて
いたので、密かに密かに密か~に期待をしていたのであります。(誕生日だし~)

ところが、ベルギーに着いて友達から聞いた話では、ブラッセル店は日本人観光客
が押し寄せるため、ブラッセル在住の日本人奥様方は、アントワープ店まで買いに行って
いるので(って、駐在奥様はみんな金持ちだー)、人気商品はみんな入荷待ちの状態
らしいわよ~、と言われガックリ。
まあ、とりあえず行ってみましょうとお店に入ってみましたが、あえなく撃沈。
めぼしい物は、なーんにもありませんでした!(実はちょっとホッとしていたりして♪)

で、近くにあったCa○○○○○に入ってみると、入った瞬間目に飛び込んできた時計が!!!
これはもう一目ぼれ。
さらに腕にしてみて、これは運命の出会い!と感じましたー。
夫も、「良く似合っている」と!(この時点ではほとんど、もう何でもいいから早く
決めてくれー、という感じになっていました・・・。多分・・・。)
ようやく決まり、夫もホッとした様子。
あーよかった、を連発していましたから。(やっぱり強迫観念だったか??)
でもちょっと高かったので、自分の貯金を補てんすることにしました。(偉いぞhiyoko!)

後で知ったのですが、実はこれ、かなりメジャーな商品でした。というか、一番人気??
(けっこうブランドに疎い私。。。)
日本でいったい幾らするのかも全く知らない私。
帰国してからお店を見に行ったら、へっへっへっ、だいぶお安い買い物が出来ましたぜい!!



■その他のお買い物

「H」や「C」がオープンするまでの時間、その周辺のお店をブラブラと散策。
と、そこに1軒の錠前屋がありました。
中を除いて見ると、ドアの取っ手などもあり、どれもこれも日本ではあまり売っていない
素敵なデザイン。
かなり惹かれたので、皮製の戸棚の取っ手(つまみ)を買いました。

これはその一つ。

アップで撮ると、元の穴がちょっと目立ちますが、実際はほとんど気になりません。
今でも使っていますが、なかなかのお気に入り!

他にも種類が沢山あり、今になってみると、もっと色々なパターンを買っておけば
よかったなと、ちょっと後悔。
やっぱり旅先では、迷ったら買う!これに尽きますね!

お店の名前はわかりませんが、場所は「C」の斜め向かいあたりです。
あまりきれいとは言えないお店ですが、安くて豊富でオススメです。
我々よりずっと前に、アントワープを訪れていた友人夫婦が、やはり同じ店で買っていたそうです。
あの辺りでは、やっぱりちょっと気になるお店なんですね。

また、その錠前屋さんの隣の隣あたりに雑貨屋さんがあり、キャンドルスタンドを
買いました。
「結婚11周年」の時に出ているのがそうです。

これですね。

どーってことないお店でしたが、値段も安くて今もすごく気に入っています。
確か2000円位じゃなかったでしょうか。
持ち帰るのが大変でしたが!!(って、もちろんFukunosukeがですが・・・)



■アントワープで買った食べ物
・BURIE(有名なチョコレートショップ)でお土産用のチョコレート沢山
・八百屋で生のホワイトアスパラ
・ベルギーのスーパーマーケットGB(ジェーベー)でワッフル他、食材色々

☆特にホワイトアスパラは素晴らしかったです。
太さ2センチくらいはあったでしょうか。
帰国して早速その晩に茹でて、オランデーズソースと共にいただきました。

八百屋のおじさんの言うことには、15分タップリ茹でて柔らかくするのが美味しく
いただくコツらしいです。
えーーー?15分ーーー?日本人は歯ごたえのあるのがいいのに・・・、と思いましたが、
騙されたと思ってやってみたらその通り!抜群に美味しかったでした~。

☆GBでリエージュ風のワッフル(丸い方です)を買いましたが、これがけっこう大当たり。
GBブランドの10個入り袋ですごく安いものですが、ちゃんとカリカリのお砂糖の
粒が入っていて、本格的。
その後、切らすとブラッセルの友人から何度も送ってもらいました。一袋200円程度の
物なんですが、送料がバカ高く、高いお買い物になってしまいますが、なくなると
禁断症状のようになって・・・。

でも・・・、その友達は帰国してしまったので、もう食べられません・・・。
悲しい~。


■ベルギー最後の食事
夫の具合はかなり良くなったのですが、食欲はいまひとつ。
たまたま通りがかった中華レストランを見つけ、あそこがいいと。
というわけで、なんと最後はチャイニーズで締めくくりでした。
夫はおかゆとか頼んでいました。
味は、まあまあでした。
我々としては中華は珍しい選択。
中国やNYなど、中華の美味しいところは別として、普通は中華や和食はあまり食べません。
せっかく海外に来ているのですから!
でも、体調崩すと食べたくなるんですね。
たまにはいいかな。


■ベルギーの猫とヒヨコ
私たちはどこへ行っても必ず可愛い猫たちと遭遇します。
今回も何匹かの可愛い子達とめぐり会いました。
それと、ちょうどイースター後という事もあり、あちこちのショウウィンドウがヒヨコでいっぱい!!
Fukunosuke大喜びでした。。。


この子はブラッセルの宿泊ホテル並びのカフェにいた猫。
窓越しの私の指に反応して、ゴロゴロ、ゴロゴロ。

福之助にちょっと似ていて、家に置いてきたフクを思い出してちょっと胸がキュンと
しちゃいました。(福之助:だったら行くなよ~



この子は、ブラッセルのイロ・サクレのレストラン街のカフェにいた看板猫。
どなたかのブログでも紹介されていました。

日本ではあまり見ないタイプ。かなり可愛い顔立ちでした!



これは、猫ではありませんが・・・。
まあ、同じネコ科ということで。。。
アントワープの宿泊ホテルの近くのいたずら書き。

かなり福之助が恋しくなってきた頃だったので、夫婦共々激しく反応してしまいました~。(笑)



こちらはブラッセルでのイースターエッグ。
やっぱりヒヨコの顔が外人っぽい??




こちらもブラッセル。
ゴディバのヒヨコで、18.15ユーロは高いか安いか??



帰りはまたANAの乗り合いタクシーがアントワープのホテルまでお迎えに来てくれて、
3時間揺られてパリの空港へ。


これでベルギーの旅行記、終わりです。
途中からFukunosukeが高熱を出すというアクシデントがあり、大変な旅となって
しまいましたが、ヨーロッパならではの雰囲気が味わえ、まあ満足の旅でした。
ただ、もっと時間をかけてゆっくりと回りたいですね。
これはいつも思うことですが・・・。

4年前の記憶を辿ってでしたので、ほとんど固有名詞は忘れてしまい、ガイドブックが
離せませんでした。
初めての旅行記、やっぱり難しいですね~。
これはFukunosukeの仕事だとつくづく思いました。


ベルギー旅行記終わり

ベルギー その7 (フランダースの犬+アントワープ)

2006-10-19 22:41:12 | ベルギー
■フランダースの犬

私は小さい頃から犬と猫が大~好きで、そのため「101匹わんちゃん」や「フランダース
の犬」は何度も何度も繰り返し読みました。
特に「フランダースの犬」は、本を読んで生まれて初めて涙した忘れられないお話です。

ここアントワープは、その「フランダースの犬」の舞台となった場所。
子供の頃はその場所がいったいどこにあるかもわかりませんでしたが、今回ベルギーを
旅するにあたり、ガイドブックを見て知り、とても嬉しく思いました。

で、旅に行く前に本を買って久しぶりに夫婦で読み返しました。
やっぱり悲しい話ですね。


今回いろいろ資料を読んで知ったこと。
・本当のお話ではなく、作者がアントワープを旅行したことによって生まれたらしい。
・作者はベルギー人ではなくイギリス人であった。
・ベルギーではつい最近まで、この本はほとんど読まれていなかった。
・ベルギーで読まれるようになって、「ベルギー人はこんなにひどい国民ではない!
 こんな可哀想な少年がいたら絶対助けていた」 と、抗議があったらしい。
・犬のパトラッシュはセントバーナードではない。

などなど、知らない事がいろいろありました。
ただ、私はアニメ世代ではないので、最後の犬種のことについてはイメージがあまり
ありませんでしたが・・・。


さて、これがネロ少年とパトラッシュが最期、息絶えたノートルダム大寺院。
読むたびに私が泣いてしまうシーンです。

教会の鐘の音が悲しく響きました。(ような気がする・・・。)
もう完全に感情移入の世界に入ってしまった私。。。



教会内部。そして右手に見えるのが!!



これがルーベンスの絵。ネロ少年がこれを見るためにどれほど辛い思いをした事でしょう・・・。



こちらもそうですね。

この他に祭壇画がもう2点あり、この計4点はルーベンスの最高傑作といわれているそうです。
ネロ少年のことを考えるとすごく悲しい気持ちになってしまうのですが、実話ではない
ということで現実に引き戻されます。



アントワープから少し田舎に行った「ホーボーケン」という村は、ネロ少年がおじいさんと
暮らしていたという場所。
残念ながらこちらへは行きませんでしたが、日本人観光客が毎日のように訪れるそうです。
中には、ネロ少年が毎日牛乳を運んだ同じ道を歩く人もいるそうです。

そこで、地元の観光局ではネロ少年とパトラッシュの銅像を建てたそうですが、これが
日本のアニメのイメージとかなり違うため(銅像の犬が小さいらしい・・・)あまり、評判が
良くないんだそうです。
写真を見ましたが、確かに感じが違うし、はっきり言って少年も犬もあまり可愛くない・・・。

とにかくこの「フランダースの犬」、最初アメリカで評判になったそうですが、日本人の
感性にピッタリだったのだと思います。
だから思い入れもひとしおなんですね。


■アントワープ市内

これは市庁舎。
派手ですねー。日本の旗も見えます。



このあたりは、アントワープの最新ファッションのお店が点在するところ。
正面に見える建物がベルギーを代表するデザイナー、「ドリス・ヴァン・ノッテン」のお店。



このほか、ルーベンスの家(彼は他の多くの画家とは違い、大変なお金持ちで、大豪邸
でした!)とか回ったのですが、夫の不調はピークに!!
熱も高く、かなりフラフラだったらしく、翌日、少し復調した夫とこのあたりにもう一度
来たのですが、前日来た事を全然覚えていないと・・・。
無理をさせちゃったなー。
そういうわけで、この日の写真はほとんどありません。

で、なぜ彼がここまで無理をしてしまったか・・・。
その答えはこちら↓です。。。


実はこの日は私の誕生日でした・・・。
で、夫は何かプレゼントを買わなきゃ!っていうことで、フラフラの中、一緒にお店回り
などをしてくれていたのです。
しかし、なかなかコレ!というが見つからず、それはもう一生懸命に一緒に
探してくれていたのです。(というか、早く買ってホテルに戻りたかった?)
その間、泣き言を言うどころか、フラフラ状態ということを私に感じさせなかったため、
こちらも気付かずにお店回りをしてしまいました。
可哀想なことをしてしまいましたー。反省。
で、結局この日は気に入った物が見つかりませんでした。(翌日、買えました!)



一旦、ホテルへ戻り休憩。
その後、着替えて、お誕生日ディナーということで予約しておいた、「サー・
アンソニー・ファン・アイク」へ。
もちろん、ホテルで休むことも提案したのですが、絶対行く!と頑なな夫。(泣かせる・・)

ここは友達のオススメのレストランで、日本から予約をして行ったのですが、雰囲気も
すごーく素敵で、お料理も美味しくて大満足でした。
実は、今回行ったベルギーのレストランでは、こちらが全てにおいて一番私の好みに
合いました。

夫はほとんど覚えていないと。。。。鬼嫁な私。。。
それでも、夫はちゃんと食べていたぞ。


レストランの中庭からレストラン内を見たところ。
さすがアントワープ、とにかくオシャレで趣味がいい。

ナチュラルとクラシックとモダンのバランスが素晴らしく、これは我々が宿泊している
ホテルと同様です。
オシャレなのに居心地がいい。

私がオーダーしたメインのラングスティーヌ。
味のセンスが良く、とてもとても美味しかったです。

このお店は基本的にはフレンチですが、全体的に割と軽めに仕上がっています。
とはいえ、もちろん完成度は高し。
旅で疲れた胃には良かったかもしれません。

夫がオーダーしたメインは確かロニョン(腎臓)だったと思います。
これもすごく美味しかったですが、夫は全く記憶にないそうです。。。可哀想。。。


前菜は何だったのだろう?デザートは??ワインは???
写真がないので、残念ながら思い出せません。

とても有名なレストランですが、金額はそれ程高くなかったと思います。
客層が良く、雰囲気のいい知的階級(言い方が古いかなー。。)が集うお店という感じでした。
心地よい、いい空気が流れていました。
夫には可哀想なことをしましたが、とても幸せな誕生日でした。


次回のベルギー旅行記、いよいよ最終章か??

ベルギー その6 (アントワープの美しいホテル)

2006-10-15 22:53:54 | ベルギー
■アントワープの美しいホテル

今回、ベルギーを旅行するにあたり、どうしても譲れなかったのがアントワープのホテル。
世界中の素敵なホテルを泊まり歩いている友人が、「大好き!!」と言い、このホテルに
泊まるためだけに、わざわざアントワープに行ったほどの惚れ込みようでした。
また、ある外国人デザイナーが雑誌で、「世界で一番美しいホテル」と評しているのを目にしました。

なんとしても泊まりたい。。。

あまりメジャーではないのに、なかなか予約が取りにくいと聞き、今回取れるかどうか
心配でした。
ところが、旅行の最終日に空きがあるとのこと!!
旅の最後の日にこのホテルに泊まれるなんて、なんてラッキーなんでしょう!!


というわけで、全てはこのホテルを中心に、旅程は組まれました。


それがここ、「De Witte Lelie Hotel」です。
「白い百合の館」という名のホテルです。

ホテルに到着してみると、拍子抜けしてしまうほど質素な佇まいに、ちょっと驚き。
でも、品の良い雰囲気が外からも伝わり、ドアも素敵です。




憧れのホテル。
ドキドキしながらドアを開けると・・・。
そこには、素敵なロビーが。

写っている年配の女性が、オーナー。
会った瞬間ドキッとするほど、知的でオシャレな雰囲気をお持ちで、ただならぬオーラが。
上だけ枠のないブルーのフレームの眼鏡をしていらっしゃいました。
話してみると、サラッとした感じの気さくな方。
こういう歳のとり方をしたいなー、と思う感じの方。

この大きなテーブルがフロントデスク。
ここでチェックインをします。

壁の大きい「丸」はペインティングされたもの。
なんと、ゴールド。
クラッシックなインテリアに斬新なゴールドが、ハッとするほど新鮮。
写真では小さくて見えませんが、卓上の備品一つとっても選び抜かれた物ばかり。
溜め息が出ました。



階段から見たロビー。
市松模様の床が素敵です。

シャンデリアもすっごく素敵。
素敵!素敵!素敵!



こちらのホテルは、ベースはほとんどモノトーンか茶系で、ファブリックとお花で色を
添えています。



私たちのお部屋は、階段つき。
でも、特に屋根裏部屋があるというわけではありませんでした。

真っ白なリネンが映えます。
何気ないベッドの明かりがいい。

このお部屋はバスタブはなくシャワーのみ。
それなのに、リキュールが置いてあったり、こちらのこだわりを感じます。
シャワーのみのお部屋でしたが、料金は今回の旅行で一番高かったです。(とはいえ、
アマンのようなお値段ではありませんが)
ちなみに、リキュールが置いてあったのは初めて。
デキャンタもグラスもトレイも趣味がいい~。



こちらは中庭。

ベンチ、植木鉢、植物、どれをとっても、これがここにある理由が説明できるのだろうなー、
という位に完璧。
それなのに、息苦しさを感じないのが不思議。
これは、ホテル内部もみな同じことが言えます。



朝食用ダイニング。
ロビーとはカーテンの雰囲気などがガラッと変わります。
朝食にピッタリな爽やかな色。

全てがお手本になります。
私が目指しているのは、まさにこういうインテリア!



朝食のセッティング。
ダイニング側から中庭が見えます。




雰囲気ぶち壊しですみません。。。
ヒヨコは見ないことにして、テーブルにだけ注目してください。(スミマセン)

お花のセンスのいいこと!
朝食も、とても美味しかった!


アントワープは、今やファッション最先端の町。
この美しいホテルにも、多くのファッション関係の方が宿泊するようです。
好きな物だけに囲まれていなきゃイヤ!と考える方たちにも、このホテルは愛されているようです。
この日も、それと思しきファッショナブルな美しいゲイのカップルがいらっしゃいました。
そして、そういう方たちはとてもこのホテルに似合っているのです。
この研ぎ澄まされた空間が、彼らには本当に居心地がいいのだと思います。

ただ、先ほども書きましたが、だからといって緊張するような居心地の悪さはありません。
ここって一見、モダンなデザインホテルのようですが、ベースは断然ナチュラルなんです。
オーナーの女性も、センスが良くてすごく垢抜けた方ですが、ファッションはさりげなくて
ナチュラル志向。
なんだろう・・・、何もかもが素敵に変身してしまった我が家にいるという感じでしょうか。
だから居心地がいいのかなぁって思います。
また機会があれば是非、泊まってみたいホテルです。

次はアントワープ観光です。

ベルギー その5 (ブルージュ観光)

2006-10-14 01:08:56 | ベルギー
さあ、いよいよブルージュ観光です。
ブルージュと言えば、ヨーロッパでも指折り数えるほどのロマンチックな街。



Fukunosuke>
恥ずかしながら、昔ファンだった松田聖子のアルバムに、確か「ブルージュの鐘」
と言うタイトルの曲があるのです。♪きーれーいなー、かーねーのねー(鐘の音)、
Ding Dong、 Ding Dong♪と、そんな歌詞。もちろん作詞は松本隆。
告白しますが、この時密かに、朦朧とする意識の中で、“あー、ブルージュってのは
こんな所なんだー。てっきりフランスにあるのかと思ってたー(よくよく考えるとモン
マルトルの丘と勘違いしていた様です)。それにしても、鐘の音なんてねーなー。”
なんて思っていました。バカですねー。***閑話休題***



(邪魔が入った!)ともかく、レンタカー返却に手間取ったせいで、街探検を始めたのは
1時過ぎ。とりあえずブルージュ観光の目玉である「ベギン会修道院」に先ず行きました。


ここは修道院の入り口付近です。
白鳥が沢山いるのですが、この風景と合い過ぎっていうくらい、マッチしていました。

ベギン会修道院は、すごーくロマンティックでステキなのですが、このあたりで夫が
実はかなり不調だったらしく、後で見たら修道院の写真が1枚しかありませんでした。
しかも珍しくピントがはずれていて、アップできませんでした。。。


このあと遅い昼食なのですが、夫はあまり食欲が無いと言う。
休みの直前まで仕事が忙しかったので、どうやら疲れが出たようです。
前日、ディナンでも珍しくサンドウィッチでしたが、今度もまたサンドウィッチなど
あまりヘビーでないものがいいらしい。
大丈夫かな~~。


それでも、お昼を食べたら少し元気が出たみたいで、旧市街をブラブラと歩いてみることに。


ガイドブックを見て行ってみたかった「聖母教会」。
こちらでの見ものは、なんといってもこのミケランジェロの聖母子像。
さすが、聖母の表情はしばしうっとりと魅せられるほどでした。
素晴らしい。

イタリア以外では、ほとんどミケランジェロの彫刻は見られないそうです。
貴重なんですね。
かつてのブルージュの栄華が偲ばれます。


聖母教会のステンドグラス。
ヨーロッパの教会はどこもみんな素晴らしいですが、こちらもなかなか雰囲気のあるステキな
教会でした。



ブルージュの旧市街はさほど広くないので、美術館などで時間をかけなければ、半日で
だいたい回れます。

ひと通りブルージュの見どころを見学して、そろそろ夕食の時間。
いったんホテルに戻り、何をどこで食べようか・・・と悩む私。
ところが、どうも夫の食欲がイマイチ。
寒気もあるらしい。。。
私のマフラーをぐるぐる巻きにして、とりあえずホテルを出ることに。
ちょっとお目当ての魚料理の美味しいらしいお店もあったのだけれど、簡単がいいなー
という夫。

で、ホテル近くのこのお店。
流行っているようだし、手軽だし何となく美味しそうかなーと、何度もウロウロして様子を伺う。
んー、悪くなさそう。
今夜はここにしよう!と決定。

裏手に見えるのは市庁舎。

私はベルギーに来て二度目のムール貝。
これで一人分。お鍋一杯。
あー満足。美味しかった~。(食欲の衰えない私。。。)
そういえば、この日は既に「R」がつかない月に変わっていました。
んー、特段ムール貝の味は変わっていないな~。当たり前か。

ところで、夫は何を食べたのか、全然覚えていない。
この頃はブログを始めるなんて思ってもいなかったしなー。
食べ物の写真が少ない・・・。


マルクト広場も中世の建物にぐるりと囲まれていて、雰囲気満点。
ブルージュの旧市街は、どこもかしこもフォトジェニック~。



町の中心、マルクト広場のシンボル、鐘楼。



正面から見たところ。

Fukunosuke>
あー、この鐘ねー。そうかー。ほとんど意識なかったしー。
「ディン・ドン」って鳴るんだー。あーそー。



この時期(日本のゴールデンウィーク)、夜の9時頃ようやく暗くなります。


夕食後、マルクト広場のカフェでもう一杯ワインを飲み、プラプラとホテルに戻る途中。
(マルクト広場とホテルは歩いて3分位の近さ、ロケーションは抜群でした)
夜はライトアップしていてどこも本当に絵になる美しさ。

夫の悪寒はだんだんひどくなって来たらしい。
本格的な風邪かなー。お医者さんから貰っておいた薬を飲みました。


翌朝、ホテル付近の運河沿いをお散歩。
やや夫の具合も良いのか・・・、写真を撮る気が出てきたらしい。

それにしても、運河と建物と街の景観が惚れ惚れするほどマッチしている。


これも運河沿い。
ブルージュは、街そのものが屋根のない美術館という印象でした。



朝食後、いよいよこの旅の最終地、アントワープへ。

前日に乗ったタクシードライバーのリタさん(女性)が、なかなか安全運転で感じよかったので、
お願いしてアントワープまで行ってもらうことにしました。
列車という方法もありますが、日に日に荷物も増え、夫も本調子でないので、ここは
奮発してタクシーということに。
時間にして2時間弱くらいの距離だったでしょうか。
夫に聞いても、風邪で殆ど気を失っていたそうで、覚えていないとのこと。
無理していたんだなー。

次はアントワープです。

ベルギー その4 (ブルージュ入り)

2006-10-11 17:41:56 | ベルギー
デルビュイから一路、美しき水の都、ブルージュへ。

以前から絶対に行ってみたい町でした。
ベルギーその1の冒頭の写真、あれはブルージュのものでした。

今度は、同じ場所で撮った夜景を最初に出しちゃいます。

もう、溜め息ものの美しさ。(これ、最初に使ったフレーズだ)
どこを撮っても絵になる町で、行って良かった!!


では、ブルージュの巻、始まりです。

デルビュイからは3時間弱ほどでしょうか。
途中の高速道路では、嵐のようなものすごい雨。
これこそが何度も聞かされていた、ベルギー特有の天気かー。
なるほど、すごい。

「参ったなー」などと話しながら、またしても道に迷いながら、なんとかたどり着いた
頃には雨はほぼ上がり、遠くには晴れ間が見えてきました。
そう、実は我々夫婦はなかなかの「晴れ夫婦」なんです。

これは跳ね橋。

日本ではなかなかお目にかかれません。
まだ、少し雨が降っていますね。



先ず、ホテルにチェックイン。
今夜のホテルは「Romantik Pandhotel」。
ここのホテルは旧市街のど真ん中にあるため、例によって狭い狭い石畳の道をゆっくり
走り、超アバウトな地図を頼りに、なんとか到着できました。

手前がロビーで奥がサロンのような感じ。
まあまあなんですが、写真にするとけっこうステキに見える。。。
■冒頭の写真の場所へは徒歩2分!!立地最高。



■泊まりたかったステキなホテルが3つあったのですが、どれも満室でした。
一番泊まりたかったのはここ http://www.hoteltuilerieen.com/
後に友人が泊まりましたが、やっぱり良かったって!!
あーあー。。。


■ところで、今回の旅では何れも客室数が少ないプチホテルばかりを選びました。
プチホテルとはいえ、値段も業態も様々。
結局のところヨーロッパのホテルって、どちらも値段相応ということでしょうか。
泊まった感想もやはりそんな感じでした。


レンタカーはここまで、ということで、チェックイン後すぐに返却に。
ホテルは旧市街にあるのですが、なんとAVISは旧市街の外側らしい。
やっとの思いでここまで来たのにーー!!
これはまた大変だー。

ホテルでAVISの営業所の住所を見せて、場所を教えてもらい行ってみたら、なんと
移転しているとの事。
電話も繋がらず・・・、どうしよう・・・。
偶然、お隣のガソリンスタンドの人が移転先を知っていて、教えてくれたものの、
土地勘が全くない私たちにはチンプンカンプン。
ど~し~よ~。。。

ハイっ!
さあ、私の出番です!!!

両視力とも2.0、その上、昔から勉強以外のことには勘が働くワタクシ。
これまで、どれだけの探し物を見つけたことでしょう。
いつも以上に私は車の中からキョロキョロキョロキョロ。
「あったーーーっ!!!」
通り過ぎた左の角のずっーと先にAVISの赤い看板が見えたーーー!!
いつもの事ながら、ドライブ旅行で唯一私が役に立つ場面です。

というわけで、返却を無事済ませ、タクシーを呼んでもらい、ホテルのある旧市街に戻る。

途中、風車が見える所を運転手さんに頼んで回ってもらう。

風車といえばオランダが有名ですが、お隣のベルギーにもあるんですね。


■それにしても、海外の街中にあるレンタカー営業所って、かなり見つけにくい。
スペインでも同じような経験をしました。
探している間って本当にイライラするし、時間がもったいない。
最近は、世界中の地図を住所検索で出せるので、レンタカーで旅行される方で空港以外の
営業所を使う場合は、日本を発つ前に必ず場所を調べた方がいいですよ。


なんだか説明だけで一杯になってしまった。
ブルージュ編、続きます