Fukunosukeです。
マカオ半島にいると、街のどこからでも、否応なく目につく異様な巨大な建物があります。
ホテル、グランド・リスボアです。マカオには外資による最新鋭のビルが続々と建設されて
いますが、異彩度というか、異様度では間違いなくNo.1と思います。
うーん、やっぱり今見返しても、こりゃないよな。いかにも、辺りを睥睨する威容。建物は蓮をかたどった
との事ですが、そういう控えめな印象はありません。
グランド・リスボアは、マカオをカジノの街に変貌させたスタンレー・ホー一族の所有によるホテル。
マカオの経済発展の結実であり、マカオ・ドリームの象徴の様な建物。中華系(香港)資本のセンス
だけあって、欧米資本の洒落た建物とは全く違う趣きがあります。
建物の中もそうです。中華系の人が考えるゴージャスさを直球勝負したかの様。
風水的に何か意味ありげな感じもあるし、
「どうだ、高いんだぞ!」という金ぴかな、、、なんていうのこういうの? が、ロビー中に配されています。
ホテルのロビーで、こういうものに囲まれて気分がいいかどうかは別ですが、故宮博物館でも見物
しているような気になれば、「ほー」という感じでもある。
200カラットのダイヤモンドが展示されているホテルのロビーって、初めて経験しましたよ。
夜もすごい。「スーパー玉出」なんてかわいいものです。なぜそれを引き合いに出す。
遠慮とか、配慮とか、そういう言葉は辞書になかったんだろうか。
ちなみに隣の本家リスボア。深夜特急の舞台になったのはこちらの方です。
この毒気にあてられると、何だか目がギラギラしてくるようです。みんなも行くといいですよ(笑)
ちなみに、どうでもいいんだけど、5人乗りの車を手配したはずなのに、マイクロバス。偉そうな、
貧乏くさい様な複雑な気分だけど、いろんな事が興奮してわからなくなっちゃいます。
いくらなんでも、こんな巨大どんがらで経営が成り立つのかと心配になりましたが、大きなお世話
でした。ロビーには中国本土からと思しきお客さんが溢れかえっています。きっと、中国からの
お客さんにとっては、それこそ夢のように豪華なホテルと思うんでしょうねー。