ヒヨコ・イン・ザ・ワールド

Fukunosukeとhiyokoが綴るブログ。バリ島旅行記とスペイン旅行記だったのですが、最近は色々増えました。

ミラノ2008:ベルガモの極上レストラン

2008-09-07 08:55:25 | イタリア2008
Fukunosukeです。


先にも触れましたが、今回、食事はどこも“そこそこ美味しかった”の
ですが、「こんなに旨いもの日本では食えない!」というほどではなかっ
たんです。、、、このお店を経験するまでは、、、。へへ。



今回、ベルガモでは、hiyokoがリサーチしておいたアンティカ・トラットリア
・ラ・コロンビーナ(Antica Trattoria La Colombina)に行くことになりました。

およそレストラン(トラットリア)とは思えない外観。何も知らなかったら、
まずこのお店に入ることはなかったでしょう。



    店内。このようなホールが2つ分に個室があるので、結構な
    大店です。でもね、今回は店内ではなくて、テラスの方に
    席を取りました。
    



最高にスバラシイ陽気! 向こうはカンカン照りですが、ぶどうの葉が
日よけになって、テラスはヒンヤリ涼しくいい気持ち。




夜景もきれいらしいです。




なんとまあ爽やかで心地いー!




猫のマリオがお出迎え。かわいいー!

でも、旅先で猫に出会うと、福之助を思い出してしまうのでダメですねー。






そんなテラスで食べたのは、、、



前菜としてハムの盛り合わせ。う~ん!!



サルシッチャのリゾット。うぉぉ~。



生ポルチーニのパスタ。うはぁ~。



豚肉とグリーンピースの煮込み。むぅぅ~。

※ この料理に触発されて、hiyokoは「豚肉とアスパラガスのイタリア風
  煮込み」というのを発明しました。今や我が家の名物。


牛肉のタリアータ。おぉぅ~。



デザート。うひひ~。



写真では伝わりきらないと思いますが、すごくおいしいです。どんだけ美味
しいかは、“ミラノに行くなら、1時間車を飛ばしてここまで食べに行かな
いと、旅の価値は半減する”と言ってもいいくらい。

繊細で軽めのイタリアンなら、日本にも美味しいお店が沢山ありますが、
こういう、骨太で滋味たっぷりの美味しいイタリアンはなかなかめぐり合え
ません。何より、地の食材をイタリアの気候で食べるというのが最高。イタ
リアの郷土料理バンザイ。



味といいロケーションといい、一生の記憶に残るレストランかも知れません。




あ、突然ですけれど、イタリア編はネタ切れなので、これでおしまいです。
お疲れ様でした。


おしまい。

ミラノ2008:ベルガモ

2008-09-05 23:56:40 | イタリア2008
Fukunosukeです。



今回、ミラノにずっと滞在しましたが、1日だけ、郊外へ出かけました。
車で1時間ほどのベルガモです。



パパ友ガイドさんが車を手配してくれたのですが、なんとベンツのミニバス
がやって来ました。ミニバンに空きがなく、仕方なしとの事でしたが、
こりゃまた贅沢。




おー、いいね。デラックスにリラックス。


あ、関係ないですが、名古屋人が「デラ暑い(すごく暑い)」と言うのを、
ずっと「デラックス暑い」だと思ってました。

「どえりゃー暑い」なんだそうですね。お上品なので知りませんでした
                       (↑ウソでしょう)。



ベルガモは、城壁で囲まれた丘の上の旧市街が観光のハイライト。
城門をくぐり、旧市街に入っていきます。




    建物が密集して立つ狭い路地を進んで行きます。
    




    いい雰囲気ですねー。
    



街の中心は、広場になっています。





    コムーネの鐘楼というそうです。
    

パパ友ガイドさんの説明によると、昔、夕暮れ時になると「城門を閉めるぞ」
の合図として鐘が鳴らされたそうです。城壁の外で作業する農夫達は、その
鐘を聞くと、作業を終わりにして城壁に戻るんだそうです。

その説明を聞いていたら、なんだかミレーの「落穂拾い」のような
光景がイメージされてきました。



    コッレオーニ礼拝堂。
    



    これは、サンタ・マリア・マッジョーレ教会の中。
    



これ、「絵です」と言うと「はあ、そうですか」なんですけど、「寄木細工
です」というとタマゲますよね。箱根の職人もビックリだ。




     名物のポレンタ。マッシュポテトのように、料理の付け合せに
     することもありますが、ここでは甘くしてお菓子になってます。
     




八百屋さんの前で、釘付けになってしまいました。




     乾燥ポルチーニ!!
     



    「ふ、袋一杯詰めてください! 詰めて詰めて!もっと!
     ええい! もう一袋!」
    

なんと、こんな場所で110ユーロ分!も買ってしまいました。その後、街で
見かけた乾燥ポルチーニよりも、明らかに物がよくて安かった。これはよい
買い物をしました。


今年ミラノは、200年ぶりという雨量で、例年になくポルチーニが出回るのが
早いのだそうです。




所どころ、大きな邸宅があったりします。いいなぁ。



あっちにも立派なお家がある。いいなぁ。




丘の上から新市街を見下ろす。夜景もきれいだそうです。



この丘の中腹あたりは、高級住宅街になっていて、何とかという有名
デザイナーのお屋敷もあります。

hiyokoより:それはかつて一世を風靡したトラサルディです。そういえば
       最近はあまり見ないなー。



ベルガモ。なかなかいい街でした。




つづく。

ミラノ2008:トラムレストラン

2008-09-03 22:21:03 | イタリア2008
Fukunosukeです。



他の街でも似たものがあるようですが、ミラノでは「トラムレストラン」
というのがあります。読んで字の如し、トラムの車両をレストランにして、
街中をぐるぐる走りながら、食事を楽しむという趣向です。


戦前型のクラシックな車両が用いられています。





    さて、どんなでしょうね。“味も馬鹿にしたもんじゃない”
    という評判を聞いたので、hiyokoもワクワク。
    

hiyokoより:この日のミラノは冬並みの寒さで、本当はもっとオシャレ
      したかったのに、こんな格好しかなくて泣きたくなりました






車内は、まさに食堂車の雰囲気。というか食堂車か、間違いなく。





いや、結構まともでいい雰囲気ですよ。オリエント急行ってこんな?


道行く人が珍しがって振り返り、指をさします。市内見物しながら食事をして
いるつもりでしたが、どうやら我々が見物されているようです。
「おー、パンダが笹食ってるぞ」、みたいな会話が聞こえてきそうです。

どうせならお金を取りたいくらいだ。





料理もしっかりしています。アミューズ、前菜、パスタ、主菜、デザート
と続きます。以下はその一部。





“チンチン電車”の中で食べる食事としては、望外に美味しいと言えそう。



この日は、パパ友ガイドさんの他に、スペインに行ったときにお世話に
なったパパ友夫妻も合流して、総勢6名でのディナーとなりました。


何だかよくわからないが、hiyokoパパはとってもインターナショナルです。




    およそ2時間半の周遊を経て、出発場所のお城前に
    戻って来た時は、もう真っ暗。
    



ホテルまで、雨上がりの街をブラブラ歩いて帰りました。雨にぬれた石畳に
街の明かりがにじむ様に反射して、それは綺麗でした。

ちょっと「丸の内」みたいですけど。でも格が違いますね。



このトラムレストラン、とても人気で、なかなか予約が取れないんだ
そうです。味もそれなりに美味しいし、一度は試してみると
いいですよ。

  、、、あ、でも一度でいいと思います。




つづく。

ミラノ2008:超ビックリの油汚れ対策

2008-09-01 20:23:30 | イタリア2008
Fukunosukeです。



「獰猛な胃袋」と「おしゃれ心」を併せ持つイタリア人。そのイタリア人
ならではの悩みとは?

そう、“食べこぼしや油染みの問題”です(あ、“悩んでいるかどうか”
聞いたことはないです)。


この難問を、彼らは驚くべきスーパーテクニックで克服しているのです。







レストランでの食事中、いまだにナイフ・フォークの使い方がおぼつかない
hiyokoは、盛大にソースをこぼしてしまいました。

洗面所で洗いに行こうとするhiyokoを制し、パパ友ガイドさんがすかさず
店員に「あれある? 持ってきてちょうだい」と声をかけたのです、、、。






店員がテーブルに置いたのがこれ。なんだこりゃ。



イタリア語は読めないけれど、絵柄をみると、ナースが裸の赤ん坊に
これを振りかけている模様。何故か歓喜にむせぶ赤ん坊、、、。


あー。「ベビーパウダー」のようですねー。どうするんでしょう。





    と、思っていたら、店員さんは、いきなりhiyokoに振り
    かけてしまいました。

    hiyoko:「あーん、ひどーい」
    





Fukunosuke:「店員に恨みかう様な事したんでしょ。
          でなきゃ猛烈な汗も?」

hiyoko:「何言ってんのよー! ぶー!」











、、、、、、そしてそのまま、15~20分くらい放置プレイ状態、、、。











   「そろそろいい頃」てなわけで、ナプキンを使って、
   ベビーパウダーを払っていきます。
   







   衝撃の結末! 手品かと思いましたよ!
   ホントに、跡形もなく、ソースの染みが消えてしまいました!
   


原理としては、油汚れが繊維に定着する前に、ベビーパウダーを振りかけ
ると、より吸湿性の高いパウダーの方に汚れが移るということみたいです。
だから、汚したら水で濡らしたりせず、そのままの状態でパウダーを
かけるのです。


パパ友さん曰く、「油汚れ専用のパウダーも売っているけど、成分は同じ
なのでベビーパウダーでいいのよ。イタリアのレストランには大概置いて
ありますよ」だそうです。


スバラシイ!  イタリア人を心から尊敬します!


これからイタリアのレストランに行ったら、スパゲティと一緒に
ベビーパウダーを一本注文する事にしましょう。


補記:
日本でも、同種のもの(油汚れ用パウダー)がネットで買えるみたい
です。こんな方法があるなんて、さっぱり知らなかったな。



つづく。

ミラノ2008:ミラノ食べ歩き

2008-08-30 17:37:18 | イタリア2008
Fukunosukeです。


今回、食事については、都度成り行き任せだったので、有名なお店には
行っていません。なので、ざっと紹介してしまいます。
(一店だけ、感動もののお店があったのですが、それは後日)



ホテル近くのピッツェリア。DOGANAという名前(なのかな)。




    メニューは写真入。観光客相手のお店か。
    



ミラノで初めて食べたピザ。東京のピザの方が美味しかったりして。



ムール貝のトマトスープ煮のようなもの。想像通りの味で、それ以上では
ありませんでしたが、スープがなかなか美味しい。


実はこのお店、何よりもエスプレッソが美味しかった。今回飲んだ中でNo.1。
ほぼ行動を共にしたパパ友ガイドさんも同意見だったので、間違いないで
しょう。

hiyokoより:
ここは1970年代に父が何度か行ったという思い出の店。本人たっての希望で
行ってみましたが、だいぶ繁盛したらしく、ピザ専門だった店はかなりの大店
に変わっていて、当時の面影はほんの一部に残されているだけだったそうです。






ブレラ地区で立ち寄ったお店。店名はなんだろう。



ここは、なかなか美味しかったです。






ドゥオモ近くのリストランテ。Calafuria Unione。



リストランテにはピザはないと思っていましたが、普通にありました。

うーん。今回、ピザの有名店には行っていないので、本当に美味しいイタ
リアのピザは試せなかったのですが、日本で食べる方が美味しい。

パパ友ガイドさん曰く、「昨年、イタリアでピッツア職人大会があったの
ですが、優勝したのは日本人だったのよ。やあねぇ」だそうです。





最後の晩に行ったのは、osteria LA RISACCA 6というシーフードレストラン。




    ここはすごい大店です。100席以上はあると思います。
    その大店が満席になるのですからすごい。
    


“ガなんとか”という海老のグリル(誰か名前教えてください)。
これは本当に美味しかった。なんとも表現しようがないのですが、
あまりに美味しくて、おかわりしてしまったくらい。

恵比寿の三越で「赤エビ」という見た目そっくりのエビが売っていたので、
家でグリルしてみたのですが、さっぱり美味しくなかった。何が違うんだ
ろう。ほんとうに不思議です。






パスタ類も美味しかったです。



パスタ、生ハムの毎日で、後半には口の中が荒れてきてしまいました。
明らかにビタミンが足りない。ミラノの人、何十年もこのような食生活で
平気なんだろうか。



つづく。