ヒヨコ・イン・ザ・ワールド

Fukunosukeとhiyokoが綴るブログ。バリ島旅行記とスペイン旅行記だったのですが、最近は色々増えました。

スペイン旅行記(その7)

2005-06-26 21:52:56 | スペイン2005
■ マルベーリャ

マルベーリャもまた、高級なリゾート地といった趣です。旧市街には、こんなにすごいブーゲンビリアの生い茂った路地もあります。


■ フェンヒローラのホテルのレストランから

再びコスタ・デル・ソルに戻ってきた我々は、フェンヒローラの海沿いにあるホテル「エル・オセアーノ」へ。地中海に面したオープン・エアのレストランが素敵です。目を凝らすと、遠く向こうにはアフリカ大陸が認められ、右手にはジブラルタルが眺められます。


■ 部屋から海を見る

部屋は、庭(プールサイド)に面していて、リビングからそのまま外に出られます。「うわぁ、いいねー」とはしゃいだのですが、よく考えたら着替えをするにもカーテンを閉めなければ丸見えです。そう言えば、以外に蚊が多かったですね。


■ ホテルの猫

可愛い猫がいます。理屈はありませんが、地中海には猫が合います。ゼッタイにそうです。
レストランの客から少しずつご馳走をもらうのでしょう。立派に太って、毛並みもよいです。


■ ムーンリバー

ムーンリバーとは、「水面に映る月の光が、一筋の川のように見える様」を言うのだそうです。初めて知りました。え、皆さんは知ってました? 特別きれいなムーンリバーを見ることができました。


■ プエルト・バヌース

プエルト・バヌースは、コスタ・デル・ソルの中でも特級クラスのリゾートだそうです。そこのマリーナは、地中海でも1、2を競う豪華さとのこと。確かにちょっと想像を超えています。並みの金持ちじゃありません。


■ アラブの王様(たぶん)のクルーザー

これ、マリーナ中ナンバー1のクルーザー。船名からするとアラブっぽいです。この船を動かすには20人位のクルーがいるだろうとの事。こんなものが個人で所有されているというのは、どういうことなんでしょうか。
その前で思わず記念写真を撮ってしまうわれわれ小市民。本当に同じ地球の人なんでしょうか。


スペインの旅の記録は、ざっとこんなところです。歴史と宗教、気候や文化、そして現代的リゾートと、多様な側面を持つアンダルシアは、一回きりの訪問ではとても咀嚼しきれない奥深さを秘めています。今回は駆け足の1週間でしたが、いずれまた、ゆっくりと訪れてみたい場所です。


スペイン旅行記おわり

*おまけの「スペイン旅行記(番外編)」も忘れずチェック!

スペイン旅行記(その6)

2005-06-26 21:44:16 | スペイン2005
■ アルハンブラ宮殿遠景

ロンダからマルベーリャについた翌日は、いよいよグラナダのアルハンブラ宮殿へ。アルハンブラとはアラビア語で「赤い城」を意味するそうです。


■ カルロス5世宮殿

難しい話はよくわかりませんが、カルロス5世宮殿だそうです。


■ カルロス5世宮殿

これもそうです。


■ コマレス宮のファサード

偏執的に細かな細工が一面に施されています。すごいですね。


■ ベラの塔

優雅な宮殿とは異なり、城塞となるこちらはとたんに無骨造りになります。この塔からグラナダの街、その先のサンタ・フェまでを一望に見渡し、敵の進攻を監視したのだそうです。



■ ヘネラリフェ(夏の王宮)




■ アセキアの中庭

アルハンブラは、あちこちに池や噴水がみられ、一年中水と緑に彩られています。この水は、遠くシエラ・ネバダ(ネバダ山脈)から引いてきた水を宮殿内のあちこちに引き込んでいるのだそうです。噴水は、勿論当時電気なんかありませんから、水の高低差や水圧を計算してこれを実現しています。何気ないようですが、当時としては想像もできない贅沢だったはずです。



■ アルハンブラ宮殿からアルバイシン方面を眺める

先のベラの塔から見た、アルバイシン地区です。山の中腹、写真では分かりにくいですが、沢山穴(洞穴)が掘られており、いまだにジプシーが洞穴に住んでいるのだそうです。


■ アルハンブラの猫

かつて栄華を極めたアルハンブラに現在住むのは、こんな猫達です。なんて、気取った言い方するけれど、実際は猫のおしっこ臭くて大変でした。


*スペイン旅行記(その7)へ

スペイン旅行記(その5)

2005-06-26 20:46:35 | スペイン2005
■ ロンダの橋の上

さて、セビリアを離れた僕らはロンダへ。ロンダは、この橋が有名です。変哲も無い橋ですが、橋の下を覗き込んでいる人がいますね。何故かと言うと、、、。



■ ロンダの橋の眺め

さっきの人が覗き込んでいたのは、こんな景色です。ヒエー。


■ ロンダの橋1

橋をちょっと遠くから見ると、こんな感じです。


■ ロンダの橋2

もうちょっと遠くから見るとこんな感じです。高さは100mとも、120mとも言われています。中世時代の交通の要所という事なんですが、何でこんなことしたんでしょう。理解できません。わざわざ高い所へ登ってこないで、周りの平らなところを行けばいいのに。
ちなみに、この橋の名前は「ヌエボ橋」といいます。日本語で言えば「新橋」です。どこかの国の酔っ払いサラリーマンがふらついているところとはずいぶん趣きが違いますね。


■ ロンダの峡谷

すごい!見たことない!こんな景色!でも何でこうなの?理解できない!
あ、ちなみに左手の建物は、ロンダのパラドールです。泊まると部屋からの景色が怖いらしいですよ。


■ ハモン・セラーノ

ハモン・セラーノは、こんな風にしてお店で売られています。メーカーによってピンきりだそうですが、一本1万円位。持って帰りたかったんだけどなー。一説によると、成田空港には「麻薬犬」ならぬ「ハム犬」というのがいて、生ハム等の持込を監視しているそうです。スペイン料理屋の主人が言ってましたので、ほんとかも知れません。「ハム犬」は生ハムの持込を見つけると、ご褒美でちょっと食べさせてもらえるのかな。


■ ロンダの闘牛場

ロンダの闘牛場です。シンプルできれいですね。ロンダは、近代闘牛発祥の地とも言われています。「へぇ、闘牛に近代も古代もあるの?」という感じですが、その昔闘牛は馬に乗った騎士が馬上から牛と戦うスポーツだったそうです。馬から下りた最初の人、勇気ありますね。なまこを最初に食べた人とどっちが偉いかな。


■ ロンダの街

ロンダの街です。どこに行っても白い街並みというのは不思議なほど白く、汚れなどありません。年に1回くらい漆喰を塗りなおすのでしょうか?


スペイン旅行記(その6)へ

スペイン旅行記(その4)

2005-06-26 20:14:55 | スペイン2005
■ ハモン・イベリコ

セビリアの高級レストラン、「ラ・イスラ」にて。イベリコ豚の生ハムです。バルからレストランまで、生ハムはどこでも食べられますが、これは今回食べた中でピカイチ。値段はよく覚えていませんが3000円位。これだけで大ご馳走です。
あれ、ちょっとー、写真撮る時くらい食べかすのオリーブの種どかしなさいよー。でも美味しかった。


■ パエリア

同レストランにて。これ目当てだったので何も考えず注文してしまいましたが、パエリア2人前で50ユーロもしました(6500円!)。さすがに美味しいですよ。具材も厳選されています。豚肉が入っていたけど、多分イベリコ豚だったんだろうなー。それにお米。まさによい加減のパスタを噛みしめるときの感じ。芯が残っているというのとは違います。お米のアルデンテというのは、こういうことかと感心しました。
あ、オリーブの種どかしてある(笑)。


■ パエリアを前にごきげん

予想通り、生ハムとパエリアだけでおなか一杯。それでもパエリアは食べきれずに持ち帰りました。
あ、またオリーブの種写っている。


■ カテドラル1

セビリアのカテドラル。メスキータ同様、オレンジの中庭があり、そこから撮った写真です。左手の大鐘楼はヒラルダの塔と呼ばれており、上まで登れます。


■ カテドラル2

セビリアのカテドラルは、スペインで最大、ヨーロッパでも三指に入る大きさだそうです。でかいですね。ロード・オブ・ザ・リングの1作目に出てきた、怪物のいる洞窟の中みたいです。


■ カテドラル3

ヒラルダの塔の上(90m)からみたセビリア市街。手前は大聖堂の屋上(?)。遠くに闘牛場が見えています。


■ アルフォンソ・トレッセ1

アルフォンソ13世という王様の名前に由来する、セビリアの最高級ホテル。建物自体は1929年に建てられたもので、特に宮殿とかではないのですが、まるでそんな感じの豪華さです。


■ アルフォンソ・トレッセ2

ホテルは、パティオを取り囲むように四角く建物が建っています。個人の家からホテルまで、規模は違っても基本的にこういう造りが多いですね。
ところで、豪華なんだけど、パティオに見えるイスは、結婚式場の宴会場の椅子みたいでちょっとなんですね。この辺の「ちょっと垢抜けない」感じがスペインがイタリアでない理由のような気がします。


■ アルフォンソ・トレッセ3

中庭の上の方。建物の内側の外側という、どうにも説明しづらい場所です。



■ アルフォンソ・トレッセ4

ま、廊下です。なんだかいい感じですよ。


■ サンタ・クルズ

カテドラルの裏手に、サンタ・クルズというユダヤ人街が広がっています。フラメンコを見に行く前に、バルでちょっと腹ごしらえしました。こういうのいいですよね。スペインならではです。もっとバルホッピングしたかったです。けれど、迷路のように路地が入り組んでおり、うっかりすると人気の無い危なげな通りに迷い込んでしまいます。注意!

■ タブラオ1

ロス・ガリョスというタブラオで、フラメンコを見ました。男性2名、女性4名の踊り子が、1名ずつフラメンコを披露します。
これは男性の踊り子。ウルトラマンの「スペシウム光線」みたいなポーズになってしまいましたが、この人、バツグンでした。顔良し、スタイル良し、踊り良し、男色家ではないですが、思わず目がハートになってしまいます。


■ タブラオ2

おおとりの女性ダンサー。さすがです。でも先の男性の方が迫力があってよかったかな。


*スペイン旅行記(その5)へ

スペイン旅行記(その3)

2005-06-26 20:14:40 | スペイン2005
■ カルモナのパラドール

コルドバを後にし、一路西へ。ひまわり畑を突き抜けひたすら走ると、、、高台に小さな村とお城のような建物が見えてきます。ひと目でわかりました。パラドールの中でもとても人気の高い、カルモナのパラドールです。今回予約は取れなかったのですが、どうしても行ってみたくて寄り道をしました。


■ パラドールの入り口

カルモナのパラドールの入り口です。日本人の感覚では、普通こういうのは「ホテルの入り口」じゃなく「遺跡」って言いますよね。ちなみに、門の下半分は、少し削って広げてあるようでした。馬車サイズの門を、車が通れるようにしたんじゃないのかな。 


■ パラドールのテラス

ロビーの奥に、ちょっとした展望テラスがあります。お茶を飲んだ訳でもないのに、どうして座っているのか、自分でも覚えていません。


■ パラドールからの眺め

生憎、この辺りのひまわりの収穫は終わった後でした。季節がよければ、一面のひまわり畑が見渡せるんでしょうね。


■ カルモナ市街1

実は、今回の旅で一番感動したのがこのカルモナの街並みです。他にもこのような白い街並みはいくらでもあるのですが、かなり俗化されて観光客と土産物屋で充満し、京都みたいです。けれどここは人気がなく、エンジンを止めるとすべての音が消えてしまいました。雑誌のスペイン特集のグラビアに紛れ込んでしまったような錯覚を覚えます。


■ カルモナ市街2

音の消えた街。他の白い街並みと比べ、少し洗練された印象を受けます。帰国してガイドブックを読み返してみたところ、カルモナは裕福な人の別荘があったりするそうです。なるほどね。


■ カルモナ市街3

なんでもない家の前で。平和そうな街なのに窓に格子がかかっているのは、やっぱりそういうものが必要なんでしょうか。


*スペイン旅行記(その4)へ続く