福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

お大師様のご足跡寺院 その3

2012-09-21 | お大師様のご足跡寺院
8、大師二十歳、延暦十二年(793)、大師剃髪・・・槇尾山寺施福寺(西国四番、大師は当槇尾山寺愛染堂において勤操大徳を導師として出家剃髪し、沙弥戒を受けたとする伝えがあります。大師御行状集記には、「御出家条第九」として「延暦十一年壬申。年十九。石淵贈僧正大師を召して和泉の国槇尾山寺に発向。ここにおいて剃除鬢髪。沙弥十戒七十二威儀を授く。名を教海と称す。後如空と改む。」とあります。また唐よりご帰朝ののち三十四歳のとき筑紫の観世音寺を経てここに滞留されたともいわれます。当寺で大師の「御請来目録」の草稿が発見されています。


9、大師二十五歳、延暦十七年(798)、大日経感得・・・久米寺(養老年間唐から善無畏三蔵が来朝し、当寺に仏舎利と大日経を納めたとつたえられます。大師は久米の宝塔で大日経を感得したと伝えられ、このことが入唐につながっていきます。大師の「益田池碑銘并序」には、「来眼精舎」(くめしょうじゃ)として言及されています。

10、大師南都ご修行の跡・・・空海寺(東大寺旧境内にあったといわれ、現在は若草山ドライブウエイ入り口ちかくにある。当寺は大師南都ごの修行ころの草庵跡と伝えられています。ここで「いろは仮名」をお作りになったとする伝説もあります。

11、大師三十一歳、延暦二十三年(804)、具足戒受戒・・・東大寺戒壇院(入唐直前、三十一歳のとき元興寺の唐僧泰信を戒師として具足戒をお受けになりました。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« お大師様のご足跡寺院 その2  | トップ | 角田さんが15日の定例会の... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

お大師様のご足跡寺院」カテゴリの最新記事