福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

不思議な夢のお告げ.

2017-06-21 | 法話

丁度一年前の今日、不思議な夢のお告げを頂いていました。
昨年の記録です。

私が四国遍路でどこかのお寺の本堂の下で経本を拡げて拝んでいました。其の経本には真言行者がいつもおとなえする金剛界五悔の
「一切世灯坐道場いっせいせいとうさーとうちょう 覚眼開敷照三有かくげんかいふーしょうさんゆう 我今こ跪先勧請がきんこきせんけんせい 転於無上妙法輪てんにょーぶーじょうびょうほうりん 所有如来三界主しょうゆうじょらいさんかいしゅ 臨般無余涅槃者りんぱつぶーよーでっぱんしゃー 我皆勧請令久住がーかいけんせいれいきゅうじゅう  不捨悲願救世間ふーしゃひーげんきゅうせいかん 帰命頂礼大毘盧遮那仏きべいていれいたいひひろしゃーだーふー 」という文字がありました。毎日修法の中ではお唱えしている文句ですがあまりしっかりと意味が分からずにいました。実際は
「一切の世灯(せとう)の道場に座して 覚眼(かくげん)開敷(かいふ)して 三有(さんゆう)を照らしたまうものを 我れ今 こ跪(こき)して 無上の妙法輪を転じたまへと 勧請したてまつる 所有る如来三界の主の 無余涅槃に臨みたまう者を 我れ皆勧請し 久住せしめたてまつらんとす、 悲願を捨てずして 世間を救いたまへ。帰命大悲毘盧遮那仏。 ・・なにとぞ大日如来様世間をお救い下さい。」という意味でしたがしっかりと意味を考えずにどういう意味だろうかなあ、というくらいにしか考えてなかったのです。
そしてここからが不思議で有難いことなのですが、夢の中の私の頭の中に「その意味は、『御大師様は霊験を顕されるがその顕された跡をお隠しになるのである、おかげを受けたものは何十年も先になってやっと御大師様のお蔭に気が付くであろう・・』という意味であるぞ」というお示しのようなものが突然浮かんできたのです。あまりの有難さに飛び起きてしまいました。何とも不思議な夢でした。起きて考えると、自分自身いままで御大師様に無数のお蔭を頂いておきながら喉元過ぎるとなんとやらで感謝の気持ちを忘れていることが多かったのです。改めて感謝の報恩行に努めなければと思った次第です。 

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