第四節
一、道を修める者としてさけるべき二つの生活がある。その一は欲望に負けて欲にふける卑しい生活であり、その二は、いたずらに自分の心身を責めさいなむ苦行の生活である。
この二つの偏った生活を離れて心眼を開き、智恵を求め、さとりに導く中道の生活がある。
この中道の生活とはなにか、正見、正思、正語、正業、正命、正精進、正念および正定の八つの正しい道である。
すべてのものは縁によって生滅するものであるから有無を離れている。愚かなものはあるいは有と見、あるいは無と見るが、正しい智恵の見るところは有無を離れている。これが中道の正しい見方である。
一、道を修める者としてさけるべき二つの生活がある。その一は欲望に負けて欲にふける卑しい生活であり、その二は、いたずらに自分の心身を責めさいなむ苦行の生活である。
この二つの偏った生活を離れて心眼を開き、智恵を求め、さとりに導く中道の生活がある。
この中道の生活とはなにか、正見、正思、正語、正業、正命、正精進、正念および正定の八つの正しい道である。
すべてのものは縁によって生滅するものであるから有無を離れている。愚かなものはあるいは有と見、あるいは無と見るが、正しい智恵の見るところは有無を離れている。これが中道の正しい見方である。