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福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

金山穆韶『大日経綱要』の要約その8

2014-10-29 | 諸経
第二章、第四、大日経の説処
教主が大日如来だから經の説処もこの土を超越した如来真実の浄土でなければならない。大日経はだから「如來加持廣大金剛法界宮」としている。この如来加持とは大日の浄土は大日如来が自らの大威神力から現わしたものだからかくいう。廣大金剛法界宮とは、大日如来が無相絶対である様に、その浄土もまた遍一切所だからこのようにいう。なお大日経疏には大日如来の浄土を色界の最高の「色究竟天」とするがこれは「色究竟天」が他受用身の浄土であること。また大日如来は無量の微妙な色相を具しておられるのでこの相をあらわすために色究竟天が大日の浄土という。しかし、色究竟天が大日の浄土といっても大日浄土はこの天を超えるものであるから三界の色界に属するものではなく如来有応のところすべてが皆説処である。
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