福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

今日は蝦夷の乱平定のため仁王般若経百座の説会を命じた日

2024-04-29 | 法話

今日は蝦夷の乱平定のため仁王般若経百座の説会を命じた日です。
三代実録 / 元慶二年(878)四月廿九日甲午条
「廿九日甲午 設一百座 説仁王般若経 京師始自御在所 至于聖神寺卅二 畿内及外国六十八 其呪願文曰 (中略) 兼察因縁(注1) 放千光明 銷七災難(注2) 」


(四月二十九日、百座を設けて仁王般若経の講説を行った。京師では御在所からはじめて聖神寺に至るまで三十二箇所、畿内及び畿外では六十八箇所で講説を行った。その呪願の文に曰く「…兼ねて因縁を察する。千の光明を放って七つの災難を消し…」
聖神寺:山城国愛宕郡紫野大門辺にあった寺院。弘仁十一年(820)に賀茂男牀が神託によって造立。)


注1) 此のころ、「夷俘(いふ・エミシ)」叛乱し4月28日には上野・下野両国の国司に対し、各千人の派兵を命じています。

注2)佛説仁王般若波羅蜜經・護國品第五「是經常
放千光明。令千里内七難不起罪過不生。」

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 後宇多法皇は三通目の手紙を... | トップ | 観音霊験記真鈔29/33 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

法話」カテゴリの最新記事