今日はある特別な日なので夕勤行でも特に大師御宝号を何度もお唱えしました。その時、ふと父も幼くして小坊主になり一生を真言僧として曲がりなりにも無事に送らせていただけたのは、偏に「南無大師遍照金剛」によるのだ、と思い至り、今までになく力を入れて何度も何度も御宝号をお唱えしました。父も「南無大師遍照金剛」とお唱えして檀家勤めをし、「南無大師遍照金剛」とお唱えして子供を育て、「南無大師遍照金剛」とお唱えし . . . 本文を読む
岡潔の言葉
「人の長所がわからず短所に対する厭悪感の強いのを小人といい、人の長所がよくわかり短所に寛大なのを君子といいます。そして、古人は、君子をつくり小人をつくらないのを教育の根本方針としていたのです。」
明治以降小人を輩出するを文部省教育の骨格としてきました。 . . . 本文を読む
「日本人の宗教観念では、すべての病気や不幸や禍は、罪と穢れの結果おこるものだとした。現代のように、すべての禍を社会のせいにしたり、政治のせいにしたりしないで、自分の行為や先祖の行為として反省し、懺悔した。・・春の法華会も秋の法華会もともに死者の霊の滅罪を目的とするものであった。これはなぜかといふに、死者の霊がもし鎮まらなければ疫癘がおこると信じられていたからである。」(五來重「宗教歳時記」)
五 . . . 本文を読む