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福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

観自在菩薩冥應集、連體。巻6/6・9/52

2025-07-27 | 先祖供養
観自在菩薩冥應集、連體。巻6/6・9/52 九天帝釈盧至長者を教化し玉ふ事 さて狐の能く妖ることは彼が報得の通力なり。経の中に佛菩薩等の不思議の神変を現じ玉ふことあり。いささかも疑ふべからず。義は大に異なれども事は頗る相似たること佛説にもあり。盧至長者経に曰く、舎衛国に一人の長者あり。大に富める事毘沙門の如し。然れども慳貪にして人に施さず自も破れ垢つきたる衣を著、食物も稗藜などを茹ひ甚だ嗇きこ . . . 本文を読む
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観自在菩薩冥應集、連體。巻6/6・8/52

2025-07-26 | 先祖供養
観自在菩薩冥應集、連體。巻6/6・8/52 八付けたり。四国に狐住まざる因縁幷倩女離魂の事 昔は四国を二名嶋と云ふ(古事記「御合して生める子は、淡あは道ぢ之の穂ほ之の狭さ別わけの嶋しま。次に伊予之いよの二名ふたなの嶋を生む」)。人王第八代孝元天皇(欠史八代の1人)の御宇に此の国の人民王命に背ひて國を乱る。此の時天皇の御弟を藩屏将軍と号して 二名嶋に下向せしめ玉ひ逆賊を征伐して國を治め玉ふ。是 . . . 本文を読む
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観自在菩薩冥應集、連體。巻6/6・7/52

2025-07-25 | 先祖供養
観自在菩薩冥應集、連體。巻6/6・7/52 七野狐に誑かされて死すべきを観音の助け玉ふ事 昔人王五十九代宇多天皇の御宇寛平年中に(9世紀後半)備中の国に賀陽良藤と云者あり。国の代官となりて八年役儀を勤め畢りて葦守の郷(旧吉備郡足守町、今岡山市)に居す。其の妻色好みにて京の人と密通して終に逃げ去りて京に往きぬ。良藤妻を失ひたることを悲しみ憂悩切にして心身狂乱するに似て常に筆を取りて艶書を書くの様 . . . 本文を読む
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生老病死の拠点

2025-07-24 | Q&A
https://x.com/i/spaces/1djxXVNmoARGZ . . . 本文を読む
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観自在菩薩冥應集、連體。巻6/6・6/52

2025-07-24 | 先祖供養
観自在菩薩冥應集、連體。巻6/6・6/52 六鳳林寺の観音幷元修尼の溺死を活する事 摂州大坂天王寺の北鳳林寺の観音は聖徳太子の作なりと云傳ふ。嘗て大阪の住人烏山道鐵と云者安置して累年是を供養し奉り、故有って暫く富田の龍渓和尚(東寺で密教を学び、後水尾上皇から「大宗正統禅師」の称号を賜った江戸時代初期の禅僧)の弟子湛月と云僧に預け置く。時に此の和尚と俱に九条島(淀川中州にあったが埋め立てられて現 . . . 本文を読む
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観自在菩薩冥應集、連體。巻6/6・5/52

2025-07-23 | 先祖供養
観自在菩薩冥應集、連體。巻6/6・5/52 五観音を念じて溺死を免るる事 長崎に一人の船頭あり。平生海上を家として諸方に往来する身なれば風波の難を恐れて観音の名号を守として常に祈念しけり。延宝年中(1673年から1681年)に大船に乗り商人五六人を乗せて肥後に赴くに天草の江中に到りて大風起りて船破砕しぬ。諸人一時に溺れ死す。船頭は檣に取著て海上に漂泊すること三日、飢て食なければ藁索を噛て僅かに . . . 本文を読む
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観自在菩薩冥應集、連體。巻6/6・4/52

2025-07-22 | 先祖供養
観自在菩薩冥應集、連體。巻6/6・4/52 四長崎の人観音を念じて水難を免るる事 肥前長崎に横瀬氏の信女あり。幼きときより観音を信仰して常に寶号を唱ること怠らず。長(ひと)となりて筑後の柳川に嫁す。翌年古里に帰りて父母を問候、月を逾へて柳川に往く。海上三十里ばかりなり。然るに夜中に颱風大に起て船を吹き戻し鶴ケ崎(大分市)に著くに夜中浪悪しければ船、石に触れて微塵に砕けぬ。同船の人五六人岸の上に . . . 本文を読む
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観自在菩薩冥應集、連體。巻6/6・3/52

2025-07-21 | 先祖供養
観自在菩薩冥應集、連體。巻6/6・3/52 三観音を念じて難を免るる事幷楊柳観音の事 昔興福寺に安願法師と云人あり。持律堅固にして精修苦行せる道人なれば時の人安願菩薩と云ふ。仁明天皇の承和二年(835年)の秋但馬國に赴く時に舩に乗るに大風俄かに来たりて船覆らんとする時に安願動ぜず一心に観音を念ぜられければ海上に白雲興り安願の頂上に覆て垂れさがる。船中の者怪しみ見るに雲中に金色の観自在菩薩の御長 . . . 本文を読む
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観自在菩薩冥應集、連體。巻6/6・2/52

2025-07-20 | 先祖供養
観自在菩薩冥應集、連體。巻6/6・2/52 二鞍馬寺の縁起幷馬・蔵経の奉加に入る事 山城國愛宕郡鞍馬寺は獅子頭山と号し或は松尾山と云ふ。大中大夫藤原伊勢人(藤原巨勢麻呂の七男)の開基なり。大夫平生篤く仏法を信じて何とぞして勝地を得て観音の形像を安置せんと志玉ふ。延暦年中(782年から806年)に夢みらく、北山に翁あり、白髪にして威あり、告げて曰く、此の地は天下に比びなき勝区なり、山三鈷杵に似て . . . 本文を読む
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観自在菩薩冥應集、連體。巻6/6・1/52

2025-07-19 | 先祖供養
観自在菩薩冥應集、連體。巻6/6・1/52 観自在菩薩冥応集巻第六 目録 一讃州志度寺の観音の縁起 二鞍馬寺の縁起幷馬蔵経の奉加に入る事 三観音を念じて難を免るる事幷楊柳観音の事 四長崎の人観音を念じて水難を免るる事 五観音を念じて溺死を免るる事 六鳳林寺の観音幷元修尼溺死を免るる事 七野狐に誑かされて死すべきを観音の助け玉ふ事 八四国に狐住まざる因縁幷倩女離魂の事 九天帝釈 . . . 本文を読む
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観自在菩薩冥應集、連體。巻5/6・39/39

2025-07-18 | 先祖供養
観自在菩薩冥應集、連體。巻5/6・39/39 三十九摂州友行観音寺の本尊の事 摂州武庫郡友行村観音寺は行基菩薩の開基にして本尊は白衣観音なり。相傳ふ昔長者あり、子の無き事を歎きて此の観音尊像に祈りければ即ち福徳智慧の男子を生じて家倍々栄へたりと。其れより子安観音と号して今に至る迄安産の秘符を出せり。白衣観音は観音部の部母なれば子安の義尤もなるかな。 . . . 本文を読む
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観自在菩薩冥應集、連體。巻5/6・38/39

2025-07-17 | 先祖供養
観自在菩薩冥應集、連體。巻5/6・38/39 三十八淡州松帆山感応寺観音の事 淡路國三原郡松帆山感応寺(兵庫県南あわじ市松帆古津路に淡路島西国三十三箇所第十四番 松帆山感応寺として現存)の観音は古老相傳ふ、自然湧出の聖観音なりと。其の像輪王跡にして右の足を垂れて坐し玉ふ。脇士不動毘沙門幷弁財天女は高祖大師の御作なりといへり。松帆の浦は西は讃岐國小豆郡、北は播磨灘絵島を見て絶景の處なり。殊に浜辺 . . . 本文を読む
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観自在菩薩冥應集、連體。巻5/6・37/39

2025-07-16 | 先祖供養
観自在菩薩冥應集、連體。巻5/6・37/39 三十七讃州国分寺千手観音の事 讃岐國阿野郡(高松市国分寺町国分)白牛山国分寺千手院は聖武天皇の御建立にして四国八十八寺の随一なり。本尊は一丈六尺の千手千眼大悲の像、行基菩薩の作なり。天正の頃(1573年から1592年)長曾我部四国を押領せし時、佛閣僧舎霊像秘書をも撰ばず悉く焼却せるに如何はしたりけん観音堂と鐘楼とは焼けずして残りたり。諸人ありがたく . . . 本文を読む
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ベンチャーの広報戦略

2025-07-15 | 先祖供養
https://x.com/i/spaces/1ynJOlZnemExR . . . 本文を読む
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観自在菩薩冥應集、連體。巻5/6・36/39

2025-07-15 | 先祖供養
観自在菩薩冥應集、連體。巻5/6・36/39 三十六観音を念じて唖能く物言事幷光明真言利益の事 江戸に水野候の家に一人の武士あり。候ある僧に語り玉はく、此の士は観音の御方便にて業病の治りたる者なりと。僧依りて其の子細を尋るに、此の士、少年の時大なる唖にてもの言ふこと叶はず。種々に療治すれども少しの効もなし。此の士私に思ふやう、此れ過去の業力なれば罪を懺悔せんにはしかじと昼夜の分ちもなく常に観音 . . . 本文を読む
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