○ベートーヴェン 「フィデリオ」序曲
○ベートーヴェン 交響曲第9番「合唱」
谷原めぐみ(S)、小林久美子(Ms)、吉田浩之(T)、青山貴(Bs)
広上淳一/群馬交響楽団、沼田第9をうたう会
とても素晴らしい演奏でした。全体に早めのテンポでしたが、適切な表現ではないかも知れませんが、かゆいところに手が届くような、そんな演奏でした。特に3楽章は美しかったです。ヴィオラがテーマを奏でるのにうっとりしました。
また、4楽章は独唱、合唱そしてオーケストラがそれぞれ力の限りを発揮して迫力ある演奏でした。
今日は、曲の途中での拍手が多かったです。1楽章の終わり、2楽章の終わり、そして極めつけは4楽章の途中、最初の合唱が一段落したとき。このときはさすが驚きましたが、曲を中断することはありませんでした。まるでオペラで独唱者が素晴らしい歌唱を終えたあとの拍手を聞いているようでした。合唱団の応援の人が大半を占めているのでしょうから、こういうことも許されるのかなと思いました。
駅から会場までは、往き帰りとも徒歩になってしまいました。往きでは坂を登るのに息が切れてしまいました。帰りは帰りで列車の時間が迫っていたため、走って帰り、とても疲れました。往復6km弱、往き40分、帰り25分。
沼田の人はこの坂道を毎日、行き来しているなんて、とても偉いと感心しました。
(利根沼田文化会館)