My Favorite

信越線住民の好きなもの~フリッチャイ、鉄道・・・

今日聴いた曲

2009-07-30 18:58:48 | フリッチャイ

○モーツァルト 「フィガロの結婚」 フリッチャイ/ベルリン放送交響楽団他 1960年9月12~22日


フリッチャイ最後のオペラのスタジオ録音。軽すぎず、重すぎず非常によくまとまった演奏と思います。特に木管楽器の音色がとてもいいです。また声楽陣は優秀なメンバーが揃っています。非常に雄弁なディースカウのアルマヴィーヴァ伯爵、愉快な側面を前面に出したカペッキのフィガロ、伯爵夫人には清楚なシュターダー、対してスザンナはちょっといたずらっぽいメイドのようなゼーフリート・・・というように配役の性格をよく表現していると思います。テッパーのケルビーノは一般的にはミスマッチという評が多いですが、私は、あどけない小学生でなく、悩み多い中高生といった感じの彼女のケルビーノが好きです。


この録音には、グラモフォン盤と日本で販売されたヘリオドール盤とで何箇所か別のテイクを用いている箇所があります。

まず序曲ですが、出だしから数小節目の合奏の出だしが少し異なっています。また、3幕のスザンナと伯爵夫人の二重唱、4幕のスザンナのアリアは、いずれもヘリオドール盤の方がテンポが速くなっています。その他、2幕の効果音も異なっています。


今日は、2幕の終りまで聴きました。残りは明日。

Figaro

コメント
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