My Favorite

信越線住民の好きなもの~フリッチャイ、鉄道・・・

今日聴いた曲

2009-06-22 21:16:27 | フリッチャイ

○ベートーヴェン 交響曲第5番「運命」 フリッチャイ/ベルリン・フィル 1961年9月25、26日

○ベートーヴェン 「レオノーレ」序曲第3番 フリッチャイ/ベルリン・フィル 1958年9月30日


最も遅い「運命」と言われた演奏。ただ遅いだけでなく、深い精神性と音楽性をもった演奏です。「ろうそくがの火が燃え尽きるとき、一瞬明るくなる」、とか「白鳥は死ぬ間際に最も美しい歌声で鳴く」といわれていますが、まさにこの演奏にあてはるのではないかと思います。特に第2楽章に深遠な世界は、他の追従を許さないものがあります。

(演奏時間 1楽章9’10 2楽章13’18 3、4楽章15’51)


この録音の前日には、ベルリン・ドイツ・オペラの杮落としを「ドン・ジョバンニ」で飾り、翌27日も同オペラを指揮するという多忙な中での録音でした。しかし3ケ月後には、病気が再発し、10回を超える手術にも耐えましたが、再起することなく1963年2月20日に亡くなりました。


「レオノーレ」序曲第3番は、フリッチャイがよく演奏したレパートリーで、正式にリリースされたものだけで、6種類あります。

この演奏は、唯一のスタジオ録音で、また一番優秀な演奏であると思います。

Beethoven5_2

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする