フィンランドの民族的大叙事詩「カレワラ」から作曲者シベリウスは歌劇に仕立てあげる予定であったが結果的に「4つの伝説」として組曲としてまとめられたのがこの作品である。内容は次の4つの作品構成になっているが全曲通しで演奏会で取り上げられる機会は比較的少ない。その中でも第2曲目の「トゥオネラの白鳥」は有名で単独で演奏されることが多い。因みに「トゥオネラ」とは「黄泉の国」のことである。
1.レンミンカイネンと島の乙女たち
2.トゥオネラの白鳥
3.トゥオネラとレンミンカイネン
4.レンミンカイネンの帰郷
作品は1893年から95年にかけて行われたがその後シベリウス自身の手が加えられ最終稿が完成されたのは1939年になってからであった。先にも述べたように全曲通しで演奏されるよりもそれぞれ独立していわば交響詩的にコンサートでは演奏されている。
私の好きな演奏はオッコ・カムが1975年にヘルシンキ放送交響楽団と録音した全曲盤(写真)である。お国ものだけあってシベリウスの旋律の美しさや繊細な陰影をかもし出した見事な演奏だと思う。カップリングされている組曲「カレリア」も小組曲ながら聴き応え充分である。
1.レンミンカイネンと島の乙女たち
2.トゥオネラの白鳥
3.トゥオネラとレンミンカイネン
4.レンミンカイネンの帰郷
作品は1893年から95年にかけて行われたがその後シベリウス自身の手が加えられ最終稿が完成されたのは1939年になってからであった。先にも述べたように全曲通しで演奏されるよりもそれぞれ独立していわば交響詩的にコンサートでは演奏されている。
私の好きな演奏はオッコ・カムが1975年にヘルシンキ放送交響楽団と録音した全曲盤(写真)である。お国ものだけあってシベリウスの旋律の美しさや繊細な陰影をかもし出した見事な演奏だと思う。カップリングされている組曲「カレリア」も小組曲ながら聴き応え充分である。