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私のレコード/CDコレクション紹介

カラヤン&ニューヨーク・フィル - ベートーヴェン/交響曲第9番ほか

2014-02-04 17:20:35 | ヘルベルト・フォン・カラヤン

 カラヤンが1958年11月、ニューヨーク・フィルに客演した際のベートーヴェンの「第9」のライヴ音源は過去にも幾つかCD化されているが中には「第4楽章」冒頭部分が欠落したものもあったようだ。昨年「ARCHIPEL」から2CDセットでリリースされた演奏はその欠落はない。「CD-2」には当日演奏された「第1番」とボーナス・トラックに1948年ザルツブルク音楽祭におけるウィーン・フィルとの「第5番」がフィル・アップされている。こちらはおそらく初CD化ではないかと思われさらに当時の録音としては音質も大変良好なので驚いた。(1948年8月18日ライヴ) 

   (CD-1) ベートーヴェン/交響曲第9番ニ短調作品125<合唱つき>

           レオンタイン・プライス (Sp) モーリン・フォレスター(Alt)

           レオポルト・シモノー (Tr)  ノーマン・スコット(Bs)

           ウエストミンスター合唱団  

   (CD-2)ベートーヴェン/交響曲第1番ハ長調作品21

                            (以上、 1958年11月22日、カーネギー・ホール)

         ベートーヴェン/交響曲第5番ハ短調作品67

            ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 (1948年8月18日、ザルツブルク音楽祭)

                                        (ARCHIPEL 2CD/ ARPCD 0566, mono)

                             

          

 

     

 


ミケランジェリ&読響 ー 1965年貴重ライヴ音源初CD化

2014-02-02 20:33:38 | 歴史的コンサート・ライヴ

   先頃、アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ1965年初来日時の「読売日本交響楽団」との共演ライヴが「Altusレーベル」より初CD化された。3月13日、東京文化会館におけるライヴ録音で当日のプログラム、モーツアルト「ピアノ協奏曲第20番ニ短調K.466」・ベートーヴェン「ピアノ協奏曲第5番変ホ長調作品73<皇帝>」(指揮:イントリッヒ・ローハン)が収録されている。(Altus-ALT274) モノラル録音だが音質は良好でライヴ音源ファンの私は興味津々に聴き入った。彼はその後何度か来日を果たすが極度な完璧主義でコンディション不調時は度々コンサートが中止となりファンをガッカリさせた。思い返せばスケジュール通り無事コンサートをこなしたのは唯一この初来日の時だけではなかったか?当時、彼は日本に約1ヶ月余り滞在、各地で公演し4月2日・3日には「NHK交響楽団」とも共演、アレクサンダー・ルンプフの指揮でリスト「ピアノ協奏曲第1番」・ラヴェル「ピアノ協奏曲ト長調」を披露した。