イタリアの前期ロマン派オペラの筆頭作曲家ロッシーニ(1792~1868)のオペラ作品の全曲を生で聴く機会は少ないが有名な「ウィアリアム・テル」序曲をはじめとして数々のオペラ序曲はよくコンサートで演奏されている。彼の「オペラ序曲」はたとえオペラのストーリーを知らなくてもどれもが大変親しみやすく聴きやすい明快な音楽である。
今日紹介する写真のクラウディオ・アバドが「ロンドン交響楽団」と1978年に「RCA」に録音したLPは私の愛聴盤でもある。彼はロッシーニこれ以前にも同オーケストラと{ドイツ・グラモフォン」に序曲集を録音している。さらに1989年には「ヨーロッパ室内管弦楽団」とも録音しており彼のロッシーニの「オペラ序曲集」には定評がある。
今回取り上げる2度目の録音にあたる写真のLP(後にCD化)には「セミラーミデ序曲」・「絹はしご序曲」・「イタリアのトルコ人序曲」・」「イギリスの女王エリザベス序曲(セヴィリアの理髪師序曲)」・「タンクレーディ序曲」・「ウィリアム・テル序曲」の6作品が収録されている。因みに「イギリスの女王エリザベス」序曲は後に有名なオペラ「セヴィリアの理髪師」の序曲にそのまま転用されたため同一の作品である。演奏はさすがオペラ指揮者としての彼の鋭い感性と巧さが如実にうかがえる好演だ。
今日紹介する写真のクラウディオ・アバドが「ロンドン交響楽団」と1978年に「RCA」に録音したLPは私の愛聴盤でもある。彼はロッシーニこれ以前にも同オーケストラと{ドイツ・グラモフォン」に序曲集を録音している。さらに1989年には「ヨーロッパ室内管弦楽団」とも録音しており彼のロッシーニの「オペラ序曲集」には定評がある。
今回取り上げる2度目の録音にあたる写真のLP(後にCD化)には「セミラーミデ序曲」・「絹はしご序曲」・「イタリアのトルコ人序曲」・」「イギリスの女王エリザベス序曲(セヴィリアの理髪師序曲)」・「タンクレーディ序曲」・「ウィリアム・テル序曲」の6作品が収録されている。因みに「イギリスの女王エリザベス」序曲は後に有名なオペラ「セヴィリアの理髪師」の序曲にそのまま転用されたため同一の作品である。演奏はさすがオペラ指揮者としての彼の鋭い感性と巧さが如実にうかがえる好演だ。