以前にもヘルベルト・フォン・カラヤンのシベリウス交響曲の録音、名盤については紹介したことがあるかと思うが今日は今一度整理してみたいと思う。
カラヤン自身シベリウスを「お気に入り」の作曲家の一人として考えていたことは間違いないと思われる。特に交響曲第5番変ホ長調作品82は頻繁にコンサートで取り上げ演奏していた。事実、80年代にEMIで交響曲全集録音の計画はあったらしいが実現しなかった。また唯一筆者の好きな第3番ハ長調作品52はフィルハーモニア時代を通じて録音がない。
彼のシベリウス交響曲の録音歴は大きく1950年代のフィルハーモニア時代(EMI)、ベルリン・フィルとの1960年代(DG)と1980年代(EMI)の3つのパートに分けられる。それぞれの録音がその時代を感じさせ興味深い。筆者は1960年代のベルリン・フィルによる第4番から第7番までのベルリン・イエス・キリスト教会での録音(DG、写真)が一番カラヤンらしい個性がにじみ出た演奏で好きである。彼の不滅の名演盤であろう。
そこで今回は各交響曲を録音年代順に下記のように整理してみた。
●交響曲第1番ホ短調作品39 ベルリン・フィル(1981年/EMI)
●交響曲第2番ニ長調作品43 フィルハーモニア(1960年/EMI)・ベルリン・フィル(1980年/EMI)
●交響曲第4番イ短調作品63 フィルハーモニア(1953年/EMI※)・ベルリン・フィル(1965年/DG・1976年/EMI)
●交響曲第5番変ホ長調作品82 フィルハーモニア/1951年EMI※・1960年/EMI)・ベルリン・フィル(1965年/DG・1976年EMI)
●交響曲第6番ニ短調作品104 フィルハーモニア/1955年EMI※)・ベルリン・フィル(1967年/DG・1980年/EMI)
●交響曲第7番ハ長調作品105 フィルハーモニア(1955年/EMI※)・ベルリン・フィル(1967年/DG)
(注)※印はモノラル録音、録音場所:フィルハーモニア管:キングズウェイ・ホール/ロンドン、ベルリン・フィルDG盤:ベルリン、イエス・キリスト教会、EMI盤:ベルリン・フィルハーモニーザール)
第5番は彼のよほどの「お気に入り」と見えフィルハーモニア時代にもモノラルとステレオの2種類の録音がある。
カラヤン自身シベリウスを「お気に入り」の作曲家の一人として考えていたことは間違いないと思われる。特に交響曲第5番変ホ長調作品82は頻繁にコンサートで取り上げ演奏していた。事実、80年代にEMIで交響曲全集録音の計画はあったらしいが実現しなかった。また唯一筆者の好きな第3番ハ長調作品52はフィルハーモニア時代を通じて録音がない。
彼のシベリウス交響曲の録音歴は大きく1950年代のフィルハーモニア時代(EMI)、ベルリン・フィルとの1960年代(DG)と1980年代(EMI)の3つのパートに分けられる。それぞれの録音がその時代を感じさせ興味深い。筆者は1960年代のベルリン・フィルによる第4番から第7番までのベルリン・イエス・キリスト教会での録音(DG、写真)が一番カラヤンらしい個性がにじみ出た演奏で好きである。彼の不滅の名演盤であろう。
そこで今回は各交響曲を録音年代順に下記のように整理してみた。
●交響曲第1番ホ短調作品39 ベルリン・フィル(1981年/EMI)
●交響曲第2番ニ長調作品43 フィルハーモニア(1960年/EMI)・ベルリン・フィル(1980年/EMI)
●交響曲第4番イ短調作品63 フィルハーモニア(1953年/EMI※)・ベルリン・フィル(1965年/DG・1976年/EMI)
●交響曲第5番変ホ長調作品82 フィルハーモニア/1951年EMI※・1960年/EMI)・ベルリン・フィル(1965年/DG・1976年EMI)
●交響曲第6番ニ短調作品104 フィルハーモニア/1955年EMI※)・ベルリン・フィル(1967年/DG・1980年/EMI)
●交響曲第7番ハ長調作品105 フィルハーモニア(1955年/EMI※)・ベルリン・フィル(1967年/DG)
(注)※印はモノラル録音、録音場所:フィルハーモニア管:キングズウェイ・ホール/ロンドン、ベルリン・フィルDG盤:ベルリン、イエス・キリスト教会、EMI盤:ベルリン・フィルハーモニーザール)
第5番は彼のよほどの「お気に入り」と見えフィルハーモニア時代にもモノラルとステレオの2種類の録音がある。