昨日に続きもう1枚、若き小澤がトロント交響楽団の音楽監督時代にレコーディングした武満 徹の傑作「ノヴェンバー・ステップス第1番」ほかを収録した写真のLPを取り上げてみたい。彼と武満 徹の音楽作品との取り組みは深くコンサートや録音も数多く手がけているがこのトロント響とのRCAへの録音は最初期の名盤として輝いている。
このLPは1975年に再発売されたRCA-SX2749の国内盤であるが初出盤は同時期に録音されたメシアンの大作「ツゥーランガリラ交響曲」との2枚組みでリリースされていた。写真のLPには作曲家「武満 徹」の名前を一躍世界に轟かせた「ノヴェンバー・ステップス第1番」の他、同第2番「グリーン」、ピアノと管弦楽のための「アステリズム」の3曲が収録されている。いずれも1967年から68年にかけて作曲された作品で武満の中期の代表作である。「ノヴェンバー・ステップス第1番」の琵琶ー鶴田錦史、尺八ー横山勝也はこの作品の世界初演者(1967年11月/小澤征爾、ニューヨーク・フィルハーモニック)でもあり以来この作品の演奏には欠かせない存在となった。
尚、小澤は同コンビで「サイトウ・キネン・オーケストラ」とも1989年9月にベルリンの「イエス・キリスト教会」でフィリップスにレコーディングしておりこちらも味わい深い演奏が聴ける。
このLPは1975年に再発売されたRCA-SX2749の国内盤であるが初出盤は同時期に録音されたメシアンの大作「ツゥーランガリラ交響曲」との2枚組みでリリースされていた。写真のLPには作曲家「武満 徹」の名前を一躍世界に轟かせた「ノヴェンバー・ステップス第1番」の他、同第2番「グリーン」、ピアノと管弦楽のための「アステリズム」の3曲が収録されている。いずれも1967年から68年にかけて作曲された作品で武満の中期の代表作である。「ノヴェンバー・ステップス第1番」の琵琶ー鶴田錦史、尺八ー横山勝也はこの作品の世界初演者(1967年11月/小澤征爾、ニューヨーク・フィルハーモニック)でもあり以来この作品の演奏には欠かせない存在となった。
尚、小澤は同コンビで「サイトウ・キネン・オーケストラ」とも1989年9月にベルリンの「イエス・キリスト教会」でフィリップスにレコーディングしておりこちらも味わい深い演奏が聴ける。