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カラヤン、ドレスデン国立歌劇場管弦楽団の「ニュルンベルクのマイスタージンガー」

2015-03-17 14:21:40 | ヘルベルト・フォン・カラヤン

  カラヤンの「ニュルンベルクのマイスタージンガー」と云えばまず戦後再開された1951年の「バイロイト音楽祭」でのモノラル・ライヴ盤を思い起す。それから20年近くが経過した1970年11月、「EMI」と当時東独の「VEBドイチェ・シャルプラッテン」の共同企画でステレオでスタジオ・レコーディングされたのが写真のLPである。(独エレクトローラ/1C193 02 174/8)豪華布張りカートンボックス、LP5枚組でドレスデン国立歌劇場管弦楽団・合唱団をはじめとして歌手陣もハンス・ザックスのテオ・アダムのほか当時東側で活躍していたメンバーを数多く起用して制作されたことも発売当時大変話題を呼びこの国内盤は1972年オペラ部門レコード・アカデミー賞を受賞している。じっくり聴き入るとジャケット・デザインの中世、ニュルンベルクの街並みも彷彿させる。

 



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1 コメント

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貴重な共演 (笑太郎)
2017-09-22 17:57:50
カラヤンがザルツブルクイースター音楽祭でこの「マイスタージンガー」を上演した際には例に漏れずベルリン・フィルを起用していましたが、この録音に限り敢えてドレスデン・シュターツカペレを起用しているのがこの録音の価値を一層高めています!一説によればカラヤンは、バルビローリの急遽降板に伴うピンチヒッターであったとの事で、現にカラヤンはEMIに於ける他のワーグナー録音(「トリスタンとイゾルデ」や「さまよえるオランダ人」)ではベルリン・フィルと録音しています。
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