ルーマニアの名女流ピアニスト、クララ・ハスキル(Clara Haskil/1895~1960)の生涯最後の録音となったレコードがこのモーツアルト2つの短調ピアノ協奏曲第20番と第24番である。(写真/日フィリップスSFX7518)因みに第20番K.466がニ短調、第24番K.491がハ短調である。共演は鬼才イゴール・マルケヴィッチ指揮コンセール・ラムルー管弦楽団であった。記録によればこの録音は1960年11月14日から18日にかけてパリで行われている。ハスキルはこの年の12月7日にブラッセルで亡くなったため死の約1ヶ月弱前の録音ということになる。
彼女のモーツアルトの演奏には昔から定評がありこのLPを聴くとそれが自然に伝わってくる見事な演奏だといつも感じる。彼女のどちらかと言えば飾り気のないストレートな演奏が心地よい。おそらくこの録音は後世に残る名盤のひとつとして語り継がれていくことだろう。
それから私のもう一つの愛聴盤ーモノラルだがDG録音の第19番ヘ長調K.459(共演ベルリン・フィル/1955年録音)、第27番変ロ長調K.595(共演バイエルン国立管/1957年録音)いずれも指揮はフェレンツ・フリッチャイのCD盤も付け加えておきたい。
彼女のモーツアルトの演奏には昔から定評がありこのLPを聴くとそれが自然に伝わってくる見事な演奏だといつも感じる。彼女のどちらかと言えば飾り気のないストレートな演奏が心地よい。おそらくこの録音は後世に残る名盤のひとつとして語り継がれていくことだろう。
それから私のもう一つの愛聴盤ーモノラルだがDG録音の第19番ヘ長調K.459(共演ベルリン・フィル/1955年録音)、第27番変ロ長調K.595(共演バイエルン国立管/1957年録音)いずれも指揮はフェレンツ・フリッチャイのCD盤も付け加えておきたい。