みんなの心にも投資 … ソーシャルインベスター(社会投資家)への道

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『週刊エコノミスト』9月13日号 - フランス金融機関の対PIIGS融資残高は、GDPの25%に相当

2011-09-06 | 『週刊エコノミスト』より
今週の『週刊エコノミスト』の特集は「格安航空を知り尽くす」でした。
個人的には安全優先のため鉄道派なのでLCCには興味ないですが
出張経費が削減できる企業には良い話かも。

トイレが有料になるLCCとか、正直乗りたくない。

『エコノミスト』2011年 9/13号


メイン特集では後ろの方に良質な記事が隠れていて、
P40のJAL再建の現状分析(MUFJモルスタの姫野良太氏)と、
P41「LCCも起爆剤にならない」(加藤一誠・日大教授)をお薦めします。

本当に地方空港の赤字垂れ流しは悲惨の一言に尽きます。
頭がおかしいとしか思えない。

    ◇     ◇     ◇     ◇

今回のエントリーのサブタイトルはサブ特集の「危ういフランス経済」から。
欧州関連のエクスポージャーを持っている人は必読です。
三菱総研や第一生命研究所から貴重な図表が提供されています。

フランスの場合、財政赤字もさることながら
金融機関のイタリア等へのエクスポージャーが大きく、
今後また市場で攻撃材料となる危険性が高いので注意。

    ◇     ◇     ◇     ◇

ただ今週の「とことん考える新エネルギー」は今一歩でした。

もっとコストにシビアにならないと
再生可能エネルギーの普及加速は不可能になる。

再生可能エネルギーの主力は太陽光発電ではなく
拡大余地の大きい風力や小水力、木質バイオマスコージェネです。

制度ももっと具体策に踏み込んで欲しいところ。

    ◇     ◇     ◇     ◇

今週の『週刊ダイヤモンド』はコメを中心とした農業特集。
東洋経済よりも産業構造改革の視点で書いており、面白い。

年金収入の方が多い「趣味の園芸」農家の話、
片手間でできるコメ栽培に「副業農家」が集中していること、
中国やカリフォルニアのコメに対し国内農家が価格競争力を高めていること。

『週刊ダイヤモンド』2011年 9/10号


あと有名な米産地の偽装問題ですが今年は更に恐ろしい状況です。
福島に他県の表示のついた米袋が集まってきているとか。
(ホームセンターで堂々と売っている)
言っておきますが、致命的な偽装をしたら最後、
福島米を誰も買わなくなります。絶対に誤摩化してはいけない。
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