ホンダの高性能ガス・コージェネレーション・システムに磨きがかかった。
これは冬期の電力不足に大きな武器となる。
エネルギー効率は何と92%の驚異的な水準に達する。
これは東京都が計画中のガスコンバインド火力を遥かに上回る数値だ。
しかも建設まで4年もかかるという遅過ぎるガス火力と違い、
(これでは大型風力発電機にすら確実に負けてしまう)
ガスコージェネは生産すればすぐに使用できる。
エネファームのような燃料電池も悪くないが、
何しろエネファームの本体価格は300万近くで、
補助金を出すにせよコスト対効果がもうひとつ。
それに対しホンダのシステムは半額以下なのだ!
当ウェブログでは8月の段階から次のように主張している。
「エネファームとエコウィルに補助金を集中投入しつつ、
厳寒期に絞って輪番操業を断行すれば
首都圏の電力不足は確実に乗り切れる」
(東京都が検討しているガス火力新設は絶対間に合わない)
「価格を考えるとエコウィル(ホンダのガスコージェネ・システム)
を優遇した方が遥かに賢い」
↓ 参考
家庭用燃料電池エネファームの需要急伸、既に補助金も尽きる - 停電時にも発電できるよう進化中
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/601bb822a38ce68e333a21b9a57dca59
石油・ガスの専門家である石井彰氏は何故かエネファームばかり推すが
現在の技術水準とコストを考えればホンダのコージェネがベストの筈だが。
どうして全く言及しないのだろうか。
エコで勝負:ホンダ 燃費改善したガスエンジン(毎日新聞)
http://mainichi.jp/life/ecology/news/20110829ddm008020003000c.html
”ホンダは家庭用ガスエンジンコージェネレーション(熱電併給)ユニットを全面
改良し、ガス事業者への販売を開始した。
発電効率を従来モデルの22.5%から26.3%に向上させるとともに、エンジ
ンから発生する熱を効率的に回収し、1次エネルギーの利用率を85.5%から
92%に向上させたのが特徴。
同社によると、ガスエンジンのユニットとしては世界最小サイズで、敷地の狭い
都市部の住宅にも設置できるようにした。
家庭用ガスエンジンコージェネレーションユニットは、ガスエンジンで発電し、
電気と同時に給湯などに使う熱を作り出すシステム。
発電出力は1キロワットで、同時に2.5キロワットで熱も供給する。エンジン
の改良で燃費を従来モデルから約15%改善した。
新型ユニットは、火力発電と都市ガスを利用した給湯・暖房システムと比べると、
二酸化炭素(CO2)の排出量は約39%少ないという。また、光熱費も年間で
約5万円節約できるという。【米川直己】”
→ 家庭用だけに、問題は発電量の少なさ。
100万台くらい生産できればインパクト大だが、
現状では5~10万台程度にとどまるだろう。
それでも今年の冬に間に合うという点は大きい。
光熱費節減の効果も大きくかなりお得だ。
給湯のためのガス燃焼で発電しているから当然だが。
「『脱原発』叫んでるだけじゃだめ」 猪瀬・都副知事、「自前発電所」は本気だ(j-cast)
http://www.j-cast.com/2011/09/20107759.html
”東京都の石原慎太郎知事がぶち上げた「自前100万キロワット発電所」の概要が明
らかになってきた。原発の位置付けが大きく揺ぎ、中長期的な電力確保に不透明性
が指摘される中、「東京方式」が投じる一石の波紋はどこまで広がるのだろうか。
「東京自前」の発電所構想は、「ポスト原発」をにらみ数十の自治体を巻き込んで
準備が始まった大規模太陽光発電所(メガソーラー)の計画に対し、石原知事がそ
の発電量などに疑問を投げかける形で浮上した。
〔中略〕
チーム座長の猪瀬直樹・副知事は、マスコミの取材などに対し、「『脱原発』と叫
んでいるだけではだめ」として、「電力の地産地消の動きが全国に広がるきっかけ
にしたい」と意気込んでいる。
ガスタービンと蒸気タービンを組み合わせたガスタービン・コンバインド・サイク
ル方式になる見込みだ。社団法人の火力原子力発電技術協会によると、ガス・コン
バインド方式は、1980年代後半から日本の各電力会社で導入が始まり、以降、新規
建設の天然ガス発電所では主流となっている。
猪瀬氏は「天然ガス発電所」のメリットについて、「比較的小さな敷地で建設でき
る」「建設コストは原発よりはるかに安い」「二酸化炭素の排出が比較的少ない」
などを挙げている。天然ガス価格も原油より安い。〔以下略〕”
やれやれ、これは本気で失敗しそうだ。
矢張りトップの問題か。いいブレーンもいない模様。
中小型のガスコージェネの方が遥かに狭い場所で設置でき、
建設コストは火力発電所より遥かに安い。
送電ロスもないし震災ですぐ止まる海沿いの火力発電より分散型で強い。
中小型のガスコージェネなら民間が自己資金を出して投資するが
このガス火力は1000億も必要だそうだ。
明らかに勉強が足りな過ぎるのではないだろうか。
春秋には稼働率が下がって宝の持ち腐れ+収益率低下、
馬鹿を見るのはスタンドプレー費用を負担させられる東京都民だ。
これは冬期の電力不足に大きな武器となる。
エネルギー効率は何と92%の驚異的な水準に達する。
これは東京都が計画中のガスコンバインド火力を遥かに上回る数値だ。
しかも建設まで4年もかかるという遅過ぎるガス火力と違い、
(これでは大型風力発電機にすら確実に負けてしまう)
ガスコージェネは生産すればすぐに使用できる。
エネファームのような燃料電池も悪くないが、
何しろエネファームの本体価格は300万近くで、
補助金を出すにせよコスト対効果がもうひとつ。
それに対しホンダのシステムは半額以下なのだ!
当ウェブログでは8月の段階から次のように主張している。
「エネファームとエコウィルに補助金を集中投入しつつ、
厳寒期に絞って輪番操業を断行すれば
首都圏の電力不足は確実に乗り切れる」
(東京都が検討しているガス火力新設は絶対間に合わない)
「価格を考えるとエコウィル(ホンダのガスコージェネ・システム)
を優遇した方が遥かに賢い」
↓ 参考
家庭用燃料電池エネファームの需要急伸、既に補助金も尽きる - 停電時にも発電できるよう進化中
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/601bb822a38ce68e333a21b9a57dca59
石油・ガスの専門家である石井彰氏は何故かエネファームばかり推すが
現在の技術水準とコストを考えればホンダのコージェネがベストの筈だが。
どうして全く言及しないのだろうか。
『大転換する日本のエネルギー源 脱原発。天然ガス発電へ』(石井彰,アスキー・メディアワークス) | |
エコで勝負:ホンダ 燃費改善したガスエンジン(毎日新聞)
http://mainichi.jp/life/ecology/news/20110829ddm008020003000c.html
”ホンダは家庭用ガスエンジンコージェネレーション(熱電併給)ユニットを全面
改良し、ガス事業者への販売を開始した。
発電効率を従来モデルの22.5%から26.3%に向上させるとともに、エンジ
ンから発生する熱を効率的に回収し、1次エネルギーの利用率を85.5%から
92%に向上させたのが特徴。
同社によると、ガスエンジンのユニットとしては世界最小サイズで、敷地の狭い
都市部の住宅にも設置できるようにした。
家庭用ガスエンジンコージェネレーションユニットは、ガスエンジンで発電し、
電気と同時に給湯などに使う熱を作り出すシステム。
発電出力は1キロワットで、同時に2.5キロワットで熱も供給する。エンジン
の改良で燃費を従来モデルから約15%改善した。
新型ユニットは、火力発電と都市ガスを利用した給湯・暖房システムと比べると、
二酸化炭素(CO2)の排出量は約39%少ないという。また、光熱費も年間で
約5万円節約できるという。【米川直己】”
→ 家庭用だけに、問題は発電量の少なさ。
100万台くらい生産できればインパクト大だが、
現状では5~10万台程度にとどまるだろう。
それでも今年の冬に間に合うという点は大きい。
光熱費節減の効果も大きくかなりお得だ。
給湯のためのガス燃焼で発電しているから当然だが。
「『脱原発』叫んでるだけじゃだめ」 猪瀬・都副知事、「自前発電所」は本気だ(j-cast)
http://www.j-cast.com/2011/09/20107759.html
”東京都の石原慎太郎知事がぶち上げた「自前100万キロワット発電所」の概要が明
らかになってきた。原発の位置付けが大きく揺ぎ、中長期的な電力確保に不透明性
が指摘される中、「東京方式」が投じる一石の波紋はどこまで広がるのだろうか。
「東京自前」の発電所構想は、「ポスト原発」をにらみ数十の自治体を巻き込んで
準備が始まった大規模太陽光発電所(メガソーラー)の計画に対し、石原知事がそ
の発電量などに疑問を投げかける形で浮上した。
〔中略〕
チーム座長の猪瀬直樹・副知事は、マスコミの取材などに対し、「『脱原発』と叫
んでいるだけではだめ」として、「電力の地産地消の動きが全国に広がるきっかけ
にしたい」と意気込んでいる。
ガスタービンと蒸気タービンを組み合わせたガスタービン・コンバインド・サイク
ル方式になる見込みだ。社団法人の火力原子力発電技術協会によると、ガス・コン
バインド方式は、1980年代後半から日本の各電力会社で導入が始まり、以降、新規
建設の天然ガス発電所では主流となっている。
猪瀬氏は「天然ガス発電所」のメリットについて、「比較的小さな敷地で建設でき
る」「建設コストは原発よりはるかに安い」「二酸化炭素の排出が比較的少ない」
などを挙げている。天然ガス価格も原油より安い。〔以下略〕”
やれやれ、これは本気で失敗しそうだ。
矢張りトップの問題か。いいブレーンもいない模様。
中小型のガスコージェネの方が遥かに狭い場所で設置でき、
建設コストは火力発電所より遥かに安い。
送電ロスもないし震災ですぐ止まる海沿いの火力発電より分散型で強い。
中小型のガスコージェネなら民間が自己資金を出して投資するが
このガス火力は1000億も必要だそうだ。
明らかに勉強が足りな過ぎるのではないだろうか。
春秋には稼働率が下がって宝の持ち腐れ+収益率低下、
馬鹿を見るのはスタンドプレー費用を負担させられる東京都民だ。