前にも書いたが
外国人向けに日本の風景や建物、道具などの写真集が売られている。
綺麗で日本の代表的な景観や建物やデザインが紹介されていて
お土産にちょうどいいだろう。
日本人なのに見ていて日本はいいなと思う。
誰だったか忘れたけれど
来日常連の外国俳優の雑誌インタビューに同席した時に
日本のどこに行ってみたいかというようなことを聞かれて
彼が答えたのは
「京都にも広島にも北海道にも他にも行った。それは美しかった。
庭園、建物、食べ物、This is Japan!夢のような美しさ。
でも、新幹線で旅をした時に
車窓から外を見ていると、決して有名ではないのだろう場所の
田んぼやら畑やら人の生活している姿が同じように美しく
This is Japanがヒューン、ヒューンと流れて行った。
なんだ!道中全部が美しいじゃないか!
新幹線、早すぎるぞ。全部手からこぼれ落ちてしまう。
だから今度は
出来る事ならそんな所を訪ねて見たい。
自分の事を映画俳優だなんて知らない
あのおじさんやおばさんと、あの緑の田んぼの中で話をしてみたい。」
この話を聞いていて、考えが同じだと思った。
手からこぼれ落ちるなんて写真家の表現だ。
この人が言っているような部分の日本をきめ細かく撮って
残りの命ある間の作業にしたい。