-写真の部屋-

奥野和彦

lotus roots pond. They use plastic boat

2017-04-18 23:17:12 | 写真


前にも書いたが
外国人向けに日本の風景や建物、道具などの写真集が売られている。
綺麗で日本の代表的な景観や建物やデザインが紹介されていて
お土産にちょうどいいだろう。
日本人なのに見ていて日本はいいなと思う。

誰だったか忘れたけれど
来日常連の外国俳優の雑誌インタビューに同席した時に
日本のどこに行ってみたいかというようなことを聞かれて
彼が答えたのは
「京都にも広島にも北海道にも他にも行った。それは美しかった。
庭園、建物、食べ物、This is Japan!夢のような美しさ。
でも、新幹線で旅をした時に
車窓から外を見ていると、決して有名ではないのだろう場所の
田んぼやら畑やら人の生活している姿が同じように美しく
This is Japanがヒューン、ヒューンと流れて行った。
なんだ!道中全部が美しいじゃないか!
新幹線、早すぎるぞ。全部手からこぼれ落ちてしまう。

だから今度は
出来る事ならそんな所を訪ねて見たい。
自分の事を映画俳優だなんて知らない
あのおじさんやおばさんと、あの緑の田んぼの中で話をしてみたい。」

この話を聞いていて、考えが同じだと思った。
手からこぼれ落ちるなんて写真家の表現だ。
この人が言っているような部分の日本をきめ細かく撮って
残りの命ある間の作業にしたい。

新宿

2017-04-18 21:25:08 | 写真


朝、飯田橋
夕方から新宿

また日中時間が空いて
市ヶ谷の釣り堀で釣りでもしてやろうかと
思ったけれど味気ないのでやめて
結局、新宿界隈うろうろ。
何につけ、このカートのカメラバッグが重荷になって
行動範囲が狭くなる。
前のが壊れて直せなくなったので買い換えたが
数万円もする割には持ちが悪い。
痛むのが早いからなるべく転がしたくない、という本末転倒さ。
日本のカメラマンが仕事で使う機材の重量を考えているのだろうか。
一番最初に痛むのがカートの命、タイヤの部分。
次に取っ手。本体はこの程度でいいから
タイヤはもっと振動を吸収し、
電車や階段の乗り降りで持ち上げるわけだから
そこを丈夫にしてほしい。
カメラマンは常に車でスマートに動いてる訳じゃない。
時間に追われる仕事人ほど公共交通機関も使うのだ。
俺は単純に経費節減だけど。
1日の間にこんなに時間が空いちゃ
駐車代もバカにならないしね。

結局、紀伊国屋書店に一番長くいて
外国人向けのコーナーに行く。