-凸凹帖-

写真 奥野和彦

40年前の夏の雨

2017-08-28 00:08:51 | 写真


涼しい夜です。

8月はとても雨の日が多く
テレビのニュースで言ってましたが
東京で雨を記録した日が連続で14日。
これは1977年、昭和52年以来40年ぶりだそうです。
それを聞いて「やっぱりそうなんだ…」と思い出します。

その1977年に忘れられないことがありました。
私は小学6年生で、千葉県のK市の少年野球大会で準優勝。
当時は子供が多く、市内の少年野球チームだけで
100チームを超えていました。
決勝戦に残った2チームで代表チームを作り
千葉県大会に出ました。

今まで実績もない町の子供たちが
あれよあれよという間に勝ち進み
何度も優勝している館山(たてやま)のチームに
決勝戦でも大差(たいさ)で勝ち、優勝しました。

ただ、40年前のその夏に雨が多く
郡大会、県大会共に雨で順延(じゅんえん)が続き
そのさらに上の大会もあったそうなのですが
千葉県の決勝戦を待たずに
上部(じょうぶ)大会はやむなく始まってしまって
私たちは千葉県大会で終わったという年でした。

雨の中、やった試合もあったし
グラウンドについたものの雨で中止になった時もあったし
そんな時は地元に帰って自分たちのグラウンドで
使えそうなところを見つけて練習したりするのは
今も変わりません。

優勝してうれしかったことも なんとなく覚えてはいますが
頑張って、必死でやって見たら
結構すごいところへたどり着けると知ったから
写真の仕事にもつけるような気がして頑張った
難しそうな仕事でもやれるような気がしてやってしまった。
こちらの方の効果が自分にとって大きかったなと思います。
周りの野球指導者(しどうしゃ)の人たちも口をそろえて
そのことを言います。