-写真の部屋-

奥野和彦

写真を撮る

2017-08-03 21:33:24 | 写真

東京カラー図鑑:港区白金一丁目(みなとくしろかね)

白金は高級住宅街(こうきゅうじゅうたくがい)と言われています。
理由はいろいろあると思いますが、その事はおいといて、
いつも通り今日仕事で行った街として話します。

高級にご縁がないのか、
白金あたりには今までほとんど行ったことがありませんでした。
なので今回はちょっとちゃんと歩いてみようと思ったのです。

地下鉄の白金高輪駅が出来たのは2000年。
さすがに新しい駅なので地上の高層(こうそう)マンションとつながっています。


歩き始めて最初に見つけたのは公園と、
そこにあるネットで囲(かこ)われた球技場(きゅうぎじょう)。
この中はボール遊びをしていいのです。
越谷では公園でのボール遊びはほとんど出来なくて、
自分で練習して来なさいと言ってもなかなかむずかしいのが本当の所です。
広くはない球技場ですが、小学生のピッチング練習ぐらいは出来そうです。
予約もいらないみたいだし、ゆずりあって自由に使うんですね。
でも、越谷にあったら野球の子だけでも取り合いになってしまって、
他にもサッカーやドッチボールをしたい子がいるとしたら、
10や20か所作っても全然足りない。
やはり、都内の高級住宅街だからこその施設(しせつ)かも知れません。
逆に、そういう球技場は無くても、
何とか場所を見つけて遊んでしまえるのも越谷のいい所でしょう。


キョロキョロしながら歩きますが、もともと歴史のある街なので、
古い家もアパートも団地もお店もたくさんあって
「高級だぞ」と気どった感じもなく、懐(なつ)かしい感じでした。


これは古川です。
東京では、高度成長期(こうどせいちょうき)に
首都高速道路(しゅとこうそくどうろ)を川の上に作りました。ここもそうです。
越谷の川とは眺(なが)めが違います。
日本橋(にほんばし)という日本の道路、
交通の基点(きてん)となる橋の上にも高速道路を作ってしまい、
空も見えないような眺めにしてしまったので、高速道路を作りなおして
橋の上は空が見えるようにしようと話が進んでいます。

古川をわたったところの
アニメーションのスタジオで仕事をして駅まで戻って来たら
 ‼️
なんと球技場の中ではワンちゃんがお姉さんとボール遊びをしてました。
世の中を見るということはこういうことが面白い。
想像(そうぞう)もしなかったことが起こっていることが面白い。
犬が遊ぶとは考えもしませんでした。でもそれもありか…

と思いましたが、「利用について」の看板(かんばん)に
ペットの入場は禁止(きんし) と書いてありました。
しかも、犬はこの中でオシッコもしました。それはいけませんね。
ちょっと高級住宅街にはふさわしくない光景(こうけい)でした。



ここも週末は盆踊りが開かれるようです。
少し懐かしい感じの街も残り
都会的な風景の中で普通に遊ぶ子供の姿もあり
写真をずいぶん撮りました。
いつも、このFileで書いていることですが
今日も日本のどこかの行ったこともない場所で
そこの、いつも通りの普通の風景の中で
いつも通りのことや、考えもしていなかったことが
起こったり、起こらなかったりしていると思うと
時間とはなんだろうか。
場所とはなんだろうか。
世界は面白いなあと思うのです。
それが写真を撮って世界を集めたくなる理由です。