走らんか お櫛田さんの 風の神
馬糞 Bafun
蒸し暑い日が続いている。
自転車で15分、もがいて通勤していると、30分は汗が止まらない。
頚動脈を氷で冷やす季節が来たようである。
頚動脈冷却法を使うと、クーラーを使わなくても猛暑をやりくりできる。
去年の暑さは異常だったが、クーラーは一度も使わなかった。
環境サミット議長国、日本の国民として、少しは貢献できそうである。
クールビズとかで、ネクタイから開放される恵まれたビジネスマン・
公務員の地位にはないが、大義名分をもって、エアコンのない部屋
こそは、時代の最先端であると誇ることができるのである。
何事も、悪いことばかりではない。
原油の高騰は調子に乗って天井知らずの勢いであるが、これも技
術先進国日本の発明開発意欲をいよいよ本気にさせている。
新エネルギー開発も近いことであろう。
そのとき、産油国はどろどろの原油を憂鬱に感じるときがくるであろう。
「奢れる者も久しからず」。
平家物語を、イスラム後、ロシア語に翻訳して放送の準備をしておく
べきであろう。
【 地球環境サミットの狙い 】
この麗しき生命の星、地球の、その母なる生命を守ること、そこに
こそ、目的がある。
そのことの了解をぜひ、取っていただきたい。
その上で、地球温暖化の防止という目的があるのは間違いない。
この点では、CO2排出規制の目標を掲げることも必要であろう。
しかし、その方法の合意と連動した、目標の合意であることが肝要である。
すなわち、新型エネルギー開発が一つである。
そこで進められている希望の技術開発についても、協力関係を合
意することはさらに大きな成果となるであろう。
もう一つは、 緑化の合意である。
失われ、破壊されつつある森林の回復と、あらたな森林の創出を
共通の目的として合意してほしい。
森林伐採の規制だけでは前向きではない。
需要をまかないつつ、森林を育てる方法を開発してゆかなくてはな
らない。
規制のためのサミットにしてはなるまい。
しかし、もっと重要な提言がある。
福田総理の、歴史に残るスピーチを想像してみよう。
それが、「フィクションです」ということで終わってはほしくないことで
ある。
『最後に、議長国の栄誉を賜った日本から、ここに合意された地球
生命を守るという決意を不退転のものとするための重要な提言をし
たいと思います。
それは、歴史に残る決断として、地上のあらゆる核兵器を撤廃しよ
うということであります。
核兵器こそは、母なる地球に刃を向けることにほかなりません。
実験をすることも、保有することも、敵国を威嚇する前に、母なる地
球生命を威嚇することにほかなりません。
核兵器の撤廃という勇気ある決断こそは、地球環境を守るという
この、環境サミットの不退転の決意となるでありましょう。
そのためにこそ、日本は、敗戦の瀕死の苦しみから立ち上がって
きたのだと思えるのです。
どうか、アメリカを中心として、2020年のオリンピック開催の日まで
に、一切の核兵器を撤廃しようではありませんか。
日本は、そのためにはいかなる協力も惜しまない決意です。
このサミットから、新しい文明の歴史を開こうではありませんか!』
福田総理が歴史に残ることを願う。
梅士 Baishi