秋冴えて 立花山に 登りたり
梅士 Baishi
福岡は周囲に海と山とを配置し、城や社の深い日本史
を内包する地域である。
昨日はよい天気であった。
静かに勉強しようかとも思ったが、気になる山があっ
た。
立花山である。
どこにあるかさえ知らなかったが、ネットで調べ上げ
てJR福工大前駅から登山口を目指すことにした。
ところが、ホームに着いた途端に予定の各駅電車が発
車、次の快速電車で追いかけたが、奴の方が先に着いて
いた。
駅に着いたが、出口で間違えた。
大学と反対側から降りないと公道に出ないのだった。
そこで全く方向感覚を失った。
仕方なくタクシーで登山口まで案内してもらった。
しかし、運転手さんに立花山のいろんな情報が得られ
た。
やはり山城があったと言う。
その周辺は入り江だったという。
「このあたりも人口が増えたでしょうが、そいけん、
このあたりも水が引いて今じゃあ陸になっていますけど
ねえ・・・。」
人間は水でできている、地球の水は一定である、人口
が増えればその分水が陸に上がって海水が減るから海水
面が下がって陸が増える、という理屈らしい。
面白い話だと笑ったが、いやいや、本当の話だと真剣
だった。
人口100億時代になったら、もっと陸地が増えそうで
あるが、地球温暖化が抵抗しているということか・・・。
立花山と言っても、たかだか367mの丘みたいなもの
である。
じいさん、ばあさんのお散歩コースで名が知れている
のだろう、という程度の軽い気持ちで登り始めた。
ところが、すごい急坂である。
なかなか着かない。
途中、石垣跡という分かれ道に誘われて、おそらくは
迂回コースにそれた。
城跡を登山でもあるまい、と思いつつも、その先が大
変だった。
めぐらされたロープがなければとうてい滑り落ちて登
れそうもないという難所が続いた。
ほんとうに、じじばばがこんなところを登れるんだろ
うか・・・。
ずるずると滑りながら、登山靴にするべきだったと反
省、見れば、みんないい靴を履いていた。
「山ガールというんですかねえ、ヒールを履いて登ろ
うとしていましたからねえ、危ないと思ったら戻ってき
なさいと注意したんですけど・・・」、というタクシー
ドライバーの話を思い出した。
50歩、100歩だったなあ・・・。
つづく・・・。
【 健康運動遊歩道整備の心得 】
立花山周辺の遊歩道はよく作られているが、そこに至
る案内はない。
迷路につづくような放棄された遊歩道もある。
すなわち、中途半端な迷路になっているというのがウ
ォーキング環境なのである。
スポーツ基本法を作ってみましたあ、というので終わ
らせないためには、まず、遊歩道の整備に着手すべきで
あろう。
そのためには、駅からの案内表示を充実することだ。
国民の健康のために、遊歩道を整備し、案内を充実し
てウォーキング健康を普及するとよいと思う。
東京オリンピックまでに、博多から東京までの遊歩道
街道を整備したい。
宿場町もあらたな観光地として賑わうことであろう。
健康産業も盛んになることだろう。
近場の低山といえども登山道は登山靴ないしトレッキ
ングシューズは必需品である。
最近ウォーキングスティックを両手に快歩している人
が少なくない。
杖も持ってゆきたい道具である。
意外とないのが、親切な地図である。
駅からの案内はほとんどない。
本気で歩く、走るという健康インフラを整備したい。
JRのウォーキングをきっかけに、ウォーキング健康づ
くり運動を推進していただきたいと思う。
立憲女王国・神聖九州やまとの国
幸福実現党応援隊・ 梅士党