波深み 秋の陽落ちぬ 唐津城
梅士 Baishi
夜の海は怖い。
秋の日暮れは想定外の早さである。
それを、つるべ落としという。
旅の宿から眺める日暮れであれば余裕の風景であるが、行方定ま
らぬ流浪の足を日暮れの浜に刻むのはいかにも心細いものである。
波間の遠くに唐津城が見えるのは灯台のように心強いが、闇迫る
波の色はなんと恐ろしげであることか。
父が育ったと言う唐津の地勢が、いまだに樹海のように思えること
である。
【 神の警告に逆らって増税決定した“アベクロミクス” 】
安倍首相が、神々の警告にもかかわらず、金融筋の「信頼」に応え
て消費税増税を決定した。
増税したら金融緩和の余裕が出るという短期的な理屈があるのだ
ろうが、経済は短期のものではない。
消費税増税前の駆け込み消費で景気が活況をみせても、それは
恐怖心の現れであって、経済収縮の前兆にほかならない。
財務省の罪もこれで確定したと言える。
来年後半から、経済は急速に冷え込むことになるだろう。
それは、長期的なトレンドとなるだろう。
金融緩和の効果は暖簾に腕押しとなるだろう。
経済の活力は国民のやる気である。
経済と権力の関わりは、三つあるだろう。
① 民間にはリスクが大きすぎる長期的で大型の投資による経済
の活性化。
② 減税が経済のアクセルとなり、増税がブレーキとなる。
③ 価値創造を牽引するマネーサプライ。
増税でブレーキを踏みながらマネーを供給しても、スピードは落ち
るのである。
黒田日銀総裁も財務省の軍門に下ったというべきなのだろう。
安倍黒経済は、顧客無視の商売、アベコベ政策として失敗に終わ
るであろう。
アベノミクス改め、アベクロミクスは、神々の警告に反した増税政策
の責任をどう取るつもりなのか。
民主党政権と大差はなかった、という不始末に終わることであろう。
残念なことである。
立憲女王国・神聖九州やまとの国
幸福実現党応援隊・ 梅士党