八重桜 もう一日の 春の奥
馬糞 Bafun
春の奥は、夏である。
桜はとっくに普通の木に戻って、緑にあふれている。
しかし、奥山の八重桜が、葉を茂らせながらも和菓子
のような花を保っていた。
はかない桜の季節もいいが、おいしそうな桜も味があ
る。
もうすぐ、さくらんぼの季節である。
【太陽政策的話し合い外交の危険】
韓国の盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領が「自殺」と
報じられた。
大統領が代わると、前大統領が逮捕されて抹殺される
というのが韓国の政権交代である。
それは、民主主義ではなく、戦国時代のような状況を
意味している。
民主主義というのは、国民に教養と文化が育っていな
いと成り立ちがたい政治システムである。
日本でも十分ではないが、前大統領が始末されるとい
うことはない。
もっとも、盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領の北朝鮮
に対する「太陽政策」なるものは、北朝鮮を増長させる
だけのことだった。
おなじような姿勢で臨もうとしているのが、オバマ大
統領である。
「話し合い」による解決といえば、民主的体裁はよい
が、話し合いがなりたつためには、約束を守るという信
用とマナーがなければならない。
ところが、北朝鮮というのは、いわば暴力団にのっと
られた地域である。
その国民を助けたいというなら、兵糧攻めか、武力行
使による戦しかない。
国民を拉致された上に、ミサイルまで頭上に通過させ
るような体たらくも去ることながら、北朝鮮に「話し合
い」というのも、体たらくである。
では、韓国は話し合いになりうる国なのか。
北朝鮮ほどではないにせよ、国内にあって前大統領を
抹殺し、日本に対して竹島を占領し、さらに、対馬買収
工作を着々と進めている敵対国のことである。
インド軍がインド洋に空母を備えて守ろうとしている
ように、日本もまた、毅然として対馬を含めたアジアの
制海権を確立しなければ大変なことになるだろう。
「国連中心外交」や、「話し合い外交」を口にする獅
子身中の虫に、警戒すべきである。
立憲女王国・神聖九州やまとの国
梅士 Baishi