雨まじり 春一番を 押して行き
馬糞 Bafun
閏29日、各地で春一番が吹いた。
博多は、雨まじりであったが、
手ごたえのある暖かな風だった。
春一番。
なんという、良い響きであることか。
いよいよ、
春三月である。
いつもめぐってくる季節の変化であるが、
なんと新鮮に、わくわくとすることか。
繰り返しているようであって、新しく、
新しいもののようであって、巡っている。
冬という、季節の終わりが、
時の流れをリセットして、新しくしている。
逆境という人生の冬も
人生を新しくし、
世の中を新しくしているものなのだろう。
【伝統文化復活による新しい経済を工夫せよ】
春の嵐のように、世界経済が激しく揺れている。
原油は、1バーレルあたり101ドルを突破し、さらに上をうかがっ
ている。
ものづくりの米とも言うべき鉄鋼も暴騰している。
要人のちょっとした発言で、1ドル107円台の為替相場が、一日
二日で5円も円高に振れた。
円のお札を増刷しなければつりあわなくなっている。
考えてみれば、世界の基軸通貨を目指すべき円の立場を考え
れば、世界規模の通貨として流通量を増やしてしかるべきなのだ。
国内に排出するのではなく、海外に供給するのである。
世界を巡って国内に入る円は、さらに付加価値をつけてくる。
だから、単純なインフレは起こらない。
発想を変えなければならない。
もう一つ考えるべきことは、生活様式や文化の多様化を進める
ことである。
衣食住が欧米化し、コンビニエンスストアのように画一化している。
たとえば洋服は動きやすく活動的だが、現代は便利でそれほど
動きやすさを求めない。
むしろ、安らぎや味わいを求めている。
そうであれば、原点にもどり、和服をフォーマル化する動きを作
るべきではないか。
もっと、日本の伝統文化に注目すべきではないか。
しつけのできていない現代の子供をみていても、マナーの文化
とも言うべき着物や茶道をリニューアルして教育するべきである。
着物は小袖がよい。
茶道は、もっと簡素化して原点に戻った基本茶道をまとめると
良い。
家屋は、もっと美観を大切にするべきである。
都会の住宅は、積極的に高層化を進めて、公園を増やすべき
である。
伝統文化の原点に戻って、新しい多様性の文化を再興するこ
とが、経済の新たな発展を生み出すであろう。
梅士 Baishi