春雷の 朝舞い立ちし 梅の花
馬糞 Bafun
卒業式の季節になった。
青年たちが卒業し、旅立ってゆく。
努力したからこその卒業である。
努力しない卒業であるならば、そこに何の感慨があるだろうか。
努力した青年たちの卒業の朝、春雷が鳴った。
始まりは努力であり、終わりは新たな世界への努力の始まりで
ある。
そのように、人生の問題集のページがめくられてゆく。
その問題集の何ページまで進められるかは分からない。
問題集のどこかで、眠るように人生の卒業式を迎える。
努力なくして何の卒業であろうか。
感慨のない卒業に何の喜びがあろうか。
人生は、一節を重ねて伸びてゆく努力の積み重ねである。
夢なくして試練なし。
試練なくして努力なし。
努力なくして成長なし。
人生は、成長してゆく喜びである。
夢半ばにして倒れ、
その夢を来世につなぐのである。
人生は、過去、現在、未来へと成長してゆく永遠の夢への追求
である。
その夢が、永遠の試練、永遠の努力、永遠の成長を生んでゆく
のだ。
人生とは何と遠大で、希望にあふれていることだろうか。
だから青年よ、
死という卒業の日を喜びと感慨で迎えられるように、
努力の人生を生きてゆけ!
梅士 Baishi
卒業の 春一番に 梅は舞い
馬糞 Bafun