あふれ出る 涙のごとき 花もあり
馬糞 Bafun
しずくのような花のつぼみの下で宴会が始まった。
花と言えば、やはりうれしさがあふれているようであるが、その
つぼみは涙のようであるかもしれない。
その花に、涙があふれることもあった。
その花に、決戦のときを感じていたこともあった。
その花に、命を散らせた戦闘機もあったではないか。
その花は、享楽の花ではない。
その花は、魂の花である。
梅は武士、桜はやまとの心意気。
そうした心意気が政治に感じられなくなったのは残念なことである。
そうした、気概を青年に感じられなくなったのは残念である。
人がこの世を生きると言うことは、決死なのである。
桜の純粋が、武士の決死を、大和魂を呼び覚ます。
梅士 Baishi