goo blog サービス終了のお知らせ 
goo

妻はチャレンジャー

移植手術、退院、そしてその翌年に転職、それから現在に至るまで10年の、妻の銀行勤めが終わる。

それは自分がたどってきた闘病生活と同じ道筋。




そもそも、生活の糧とするべく、それまでの一般事務職から、少しでも報酬の良くなる今の職に変えたのが始まり。

退院後の、精神的、経済的にも自分を含め家族の支えとなってきたのは間違いなく妻の力。


「わたしは仕事に関しては本当についていない。」

が口癖の妻で、前身の銀行に勤め始めた途端、他行との合併があり、その移項作業に忙殺されたり、合併がなければ前身の銀行で職員になれる

可能性が高かったのに、合併でその可能性が低くなり、しかも職員でないにも関わらず、今の銀行の方針で、仕事量も質も高みを求められる様に

なったり。

しかも時給はまったく、と言っていいほど上がらず・・・



こんな銀行が、一応は北海道を代表する(と呼ばれている)銀行なんだから。

正直、評判は、悪い。




妻が次に選んだ道、報酬が全てではないが、妻曰く、

「ずっとこのまま退職までいても、次の所の時給を超えることはない」

という、その面では条件が今より良いところ。



それでも、研修期間が2か月もあるから、新たに学ばなければならないことも少なくないだろう。




そこの面接担当に言われたそうだ。

「チャレンジャーですね。」


今までの経験を生かせる仕事とはいえ、若い人たちに混じって、一つ一つ学んでいかなければならないんだから、50代の妻にとっては

確かに「チャレンジャー」と言えるのかもしれない。





家事をこなし、子育てをしながら働く女性の大変さは、少しはわかる。

世の中の働くお母さんは、本当に凄い。

たぶん、男はなかなかできない。




しかも、病気持ちの夫を支えながらの妻は尚更だ。









◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

にほんブログ村
コメント ( 0 ) | Trackback ( )