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それぞれの思い

株価が大幅下落し、景気低迷、リストラが加速し失業者が増える。

ますます嫌な世の中になってきた。



そもそもリストラって「企業再構築」という意味だったはず。

それがいつの間にか(というか最初から?)、「勝手に社員を解雇する事」
に置き換えられ、「リストラ」なんていう小洒落た言葉で横暴を振るわれる
ようになってしまった。



とにかく不穏な昨今、それに合わせるかのように異常な事件が起きる。

そして景気が悪くなると、自然と人の心が荒む。

ストレスで病む人が増え、自殺者が増える。

かく言う自分もまさに世間の荒波に巻き込まれている。





人間は苦境に立たされた時こそ、その人の本質が出ると思っている。

怒りとして外部に向ける者、

苦しみを内に閉じ込め思い悩む者、

常に前向きに、時に楽観的過ぎる者、


思い、考え方は人それぞれだ。




入院中、患者は病気自慢みたいなことをしたがる。

「俺はもう5回目の入院さ。」

「もう何度も手術しているから慣れたもんだ。」

「俺なんか・・・、俺なんか・・・」と。

「何もしないと余命3ヶ月って言われているんだよね。」

って、平然と話す人もいた。


でも病気自慢上等!みんな元気だ。



だから苦しい時は苦しみ自慢をやればいい。

「俺なんてもう5回目のリストラだぞ。」とか、

「もう何回も会社、倒産してるから慣れたもんだ。」ってね。


だって悩んだって物事はな~んも解決しない。



入院中、病気自慢と共に、病人の共通語のように決まってみんなが言
っていたことがある。


「人間、やっぱ生きていてナンボだぁ。金が無くても生きていればなん
とかなるもんだけど、死んでしまったらなんもできないもなぁ。」
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