(「その1」、「その2」、「その3」、「その4」、「その5」、「その6」、「その7」、「その8」、「その9」、「その10」、「その11」、「その12」、「その13」、「その14」)
すみません、もう少しだけ続きます。
もちろん、すべてのゲームを観ていません。断定調のタイトルはご容赦ください。
(ただし、バレーボールとバスケットボールで録画だけして未見の試合があるので、ベストゲームが変更になる可能性があります)
卓球・女子団体決勝は素晴らしかった。
これまで、中国の壁が高くて厚い壁をいやというほど味わってきており、特にシングルスは銀メダルで終わったとはいえ、孫穎莎の強さは身に染みており(逆に考えれば、孫を破った陳夢も強い)、また、壁に跳ね返されると思っていた。
その上、早田が故障して、バックハンドが振り切るのが辛そうで……
ここで、日本は勝負を賭けた。
早田の故障により、ここまでは張本をエース配置し、ダブルスは早田・平野ペアだった。しかし、決勝は早田・張本ペアで臨み、エースに平野を配置した。
確かに、早田・張本がぴったり嵌れば、強力この上ない。ここで先勝し優位に立てば、残りのシングルスで中国にプレッシャーを与えられる。問題は、早田・張本がどこまで息が合うかだ……
………杞憂だった。
第1ゲームを先取し、第2セットは奪われたものの、第3ゲームはものすごいポテンシャルを見せた。
5-6、1ポイントのビハインドから、6連続得点。二人の息がぴったり合い、個々のポテンシャルもいかんなく発揮した。完全に中国ペアを圧倒していた。サイドをフォアストレートで打ち抜いた張本の一撃は見事だった。第3ゲームを取った時は、そのまま勝利するのではないかと思った。
ところが、中国ペア(陳夢・王曼昱)も反撃。逆に中盤から6連続(5連続だったかも)ポイントを上げ、第4ゲームを奪う。
ファイナルゲームも、激しい打ち合いを展開したが、日本ペアが抜け出す。4-5から5ポイント連取し、9-5と追い詰める。単純に考えれば、4点取られても2点取れれば勝ち。中国ペアは、ものすごいプレッシャーを感じたはずだ。
ところが、中国ペアはここから5連続ポイントで逆転。結局、12-10で中国ペアが勝利。
ゲーム展開も劇的だったが、その各ラリーが物凄かった。卓球のダブルスは、ペアが1球交代で打たなければならない。打てる位置にいても、自分の番でなければ打ってはいけない。すると、前衛の選手が身をかがめて、後衛の打つコースを確保する……アニメのようなラリーが繰り広げられた。
第2試合 孫穎莎 13-11、11-6、11-6 平野美宇
第3試合 王曼昱 12-14、12-10、12-7、12-6 張本美和
両試合も熱戦で、もしダブルスを日本が取っていたら……と思わせる健闘だった。
すみません、もう少しだけ続きます。
もちろん、すべてのゲームを観ていません。断定調のタイトルはご容赦ください。
(ただし、バレーボールとバスケットボールで録画だけして未見の試合があるので、ベストゲームが変更になる可能性があります)
卓球・女子団体決勝は素晴らしかった。
これまで、中国の壁が高くて厚い壁をいやというほど味わってきており、特にシングルスは銀メダルで終わったとはいえ、孫穎莎の強さは身に染みており(逆に考えれば、孫を破った陳夢も強い)、また、壁に跳ね返されると思っていた。
その上、早田が故障して、バックハンドが振り切るのが辛そうで……
ここで、日本は勝負を賭けた。
早田の故障により、ここまでは張本をエース配置し、ダブルスは早田・平野ペアだった。しかし、決勝は早田・張本ペアで臨み、エースに平野を配置した。
確かに、早田・張本がぴったり嵌れば、強力この上ない。ここで先勝し優位に立てば、残りのシングルスで中国にプレッシャーを与えられる。問題は、早田・張本がどこまで息が合うかだ……
………杞憂だった。
第1ゲームを先取し、第2セットは奪われたものの、第3ゲームはものすごいポテンシャルを見せた。
5-6、1ポイントのビハインドから、6連続得点。二人の息がぴったり合い、個々のポテンシャルもいかんなく発揮した。完全に中国ペアを圧倒していた。サイドをフォアストレートで打ち抜いた張本の一撃は見事だった。第3ゲームを取った時は、そのまま勝利するのではないかと思った。
ところが、中国ペア(陳夢・王曼昱)も反撃。逆に中盤から6連続(5連続だったかも)ポイントを上げ、第4ゲームを奪う。
ファイナルゲームも、激しい打ち合いを展開したが、日本ペアが抜け出す。4-5から5ポイント連取し、9-5と追い詰める。単純に考えれば、4点取られても2点取れれば勝ち。中国ペアは、ものすごいプレッシャーを感じたはずだ。
ところが、中国ペアはここから5連続ポイントで逆転。結局、12-10で中国ペアが勝利。
ゲーム展開も劇的だったが、その各ラリーが物凄かった。卓球のダブルスは、ペアが1球交代で打たなければならない。打てる位置にいても、自分の番でなければ打ってはいけない。すると、前衛の選手が身をかがめて、後衛の打つコースを確保する……アニメのようなラリーが繰り広げられた。
第2試合 孫穎莎 13-11、11-6、11-6 平野美宇
第3試合 王曼昱 12-14、12-10、12-7、12-6 張本美和
両試合も熱戦で、もしダブルスを日本が取っていたら……と思わせる健闘だった。