英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

台風10号による今後の福井県の雨(2024年)

2024-08-30 23:06:34 | 気象
各地に多大な被害をもたらしている台風10号。
今日(8月30日)9時現在、四国中央市付近、 20 km/h 東進。中心気圧は996 hPa。
中心気圧は高くなり(弱くなり)、明後日(9月1日)には熱帯低気圧になる見込み。
とは言え、強風域は非常に大きく、熱量や水蒸気量を考慮すると、全く侮れない。
福井県には、これから影響が出てきそうだ。


NHKの『福井 NEWS WEB』によると
台風10号の影響で、県内では9月2日にかけて大雨となり、1日は警報級の大雨となる見通し。
台風は、熱帯低気圧に変わる見込みで、その後、1日午後に県内に最も接近するとみられる。
また、台風周辺や高気圧の縁を回る暖かく湿った空気の影響で、大気の状態が非常に不安定となり、県内では雷を伴った激しい雨が降るところがある見込みです。
このため、9月2日ごろにかけて大雨となり、特に1日は警報級の大雨となる見通し。
31日夕方までの24時間に降る雨の量は、嶺北・嶺南いずれも多いところで100ミリ、また、1日夕方までの24時間では、嶺北で120ミリ、嶺南で150ミリ、9月2日の夕方までの24時間では、嶺北・嶺南いずれも多いところで150ミリと予想されている。





(画像は今日の『ニュースザウルスふくい』のモノ)

 ということで、福井県にはこれから影響が出るとのこと。
 これまで、台風10号による雨はほとんど降らず、今日(30日)は、日照とフェーン現象で34.4℃まで上がった。(26日も36.2℃。27日も35.4℃)

 各地の被害を考えると、福井県(北陸地方)は運が良いと言える。
 で、上記の大雨警戒の予報だが、私は懐疑的だ。
 確かに、台風10号(熱帯低気圧)がもたらす暖かく湿った空気は大雨の因子を多大に持っており、油断はできない。
 しかし、福井県(北陸)の場合、南寄りの風は雨雲が発生しにくい。(冬の北西風による雪雲の発達と逆の現象)
 そこまでの雨が降るのだろうか?
 もちろん、《大気の状態が不安定》《大量の暖かく湿った空気》というのは油断できない要素だ。
 しかし、これまでの経験では、ほとんどの場合、少雨で済んでいる(という記憶があるが、確信はない)
 もちろん、たくさんの雨が降ったという記憶も少しある。
 それに、台風(熱帯低気圧)の通過後の吹き返しの北西風による雨雲の発達もあるかもしれない。
 ("台風一過”という言葉があるが、北陸の場合は当てはまらない。多くの場合、台風が去った後は、北西風が吹くので、雲が多い)

 大雨にはならない方が良いので、私の考えが正解であってほしい。
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台風の進路予想図の予報円について

2024-08-30 18:14:00 | 気象
台風10号の被害が大きく(これまでの台風も大変でした)、あれこれ書くのは気が引けましたが、やはり、気になったので書きます。

 「台風10号……迷走する予報(進路ではなく)」「台風10号の奇妙な進路予想」でも登場した進路予想図だが、白の点線(破線)で囲まれた円の"予報円”について少し文句を……
 ……上記の記事でも文句をつけたように、最初の予報とは全く離れた実際の経路となってしまった。
 まあ、台風の進路決定の要因は偏西風や高気圧の張り出しなど複雑に絡み合うので(寒冷渦のせいとも言っていたなあ)、難しいことは理解できる。今回は、進路決定の要因がどれも弱くて困難度は高かったとは思うが、それにしても………
 気象予報士も「台風の進路は定まっておらず、最新の予報をチェックしてください」と言っていたが、《だったら、予報の意味はないじゃないか》とその言葉を聞きながら、心の中で突っ込んでいた。
 で、そんな予報の状況だったので、予報円も大きかった……いや、8月23日の予報(紀伊半島→福井県コース)の段階では、まだ予報円は小さかった(←予報にけっこう自信があったのでは?)【8月27日記事参照】
 それが、予報円がどんどん大きくなっていった。
 ……予報円が大きくなっていったのに、実際の台風経路はその円内に収まらなかった(円内を通っていても、予想以上に台風の進行速度が遅かったので時間的に一致しない)。

 そんな不満を抱えていたら、2,3日前に、NHK福井の『ニュースザウルスふくい』の天気コーナーで、台風の予報円の確率に関するクイズが出された。
「予報円内に台風の中心がある確率は何パーセントでしょうか?」
 というものだった。
 答えは70%。……意外に低い。

 3割も外れるのか!
 しかも、あれだけ大きな予報円なのに!

 この問題を出した気象予報士さんは、得意気に解説しているように感じた(←私の主観)
 《台風の中心が予報円内に来なくても、それほど奇異なことではない》と言いたかったのかもしれない。
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