英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

相棒 season22  第15話「マッターホルンの殺人」

2024-02-09 15:10:47 | ドラマ・映画
《マッターホルンからの動画配信中、配信者が襲われ、倒れる》
 ……土師が持ち込んだ動画で特命係が動く
【ドラマ前半までの捜査で判明したこと】
動画配信者の“善ちゃん”こと善家光明
・芸能プロの社員(履歴書の修士号取得は怪しい)。なぜか、急に登山に熱を入れ始めた。
・動画の1週間前に重傷を負い、計画していたスイス行を断念
・スタジオを借りており、動画配信はそこでの偽装だった
・元奨励会員

陰りのある美少女・アリサ
・善家の勤める芸能プロが売り出そうとしていたアイドルグループの主力メンバー
・芸能活動にはあまり乗り気でなさそうだが、母親が非常に積極的で、彼女は「娘もアイドルが夢」と言い切る

天才少年棋士・垣原宗介
・右京たちが過去の動画を手掛かりに、善ちゃんの住居を突き止めた時、善家を心配するメモを発見。さらに、善家のアパートを伺う少年を見かける
・善家が行っていた将棋倶楽部で、将棋を指しており、「自分に勝てたら、善家について教える」と勝負を持ちかける。右京の負け。
・対局中、母の迎えを期待しているそぶりを見せた
・宗介の母は、善家に激しく文句を言っていたようだ
・宗介の両親は「宗助は棋士を目指さず、弁護士を目指している」と言う。宗助の父は、弁護士。登山が趣味で、マッターホルン登頂も目指したが、“高度順応”が上手くいかず、断念したらしい

 この時点で、宗介がキーポイントになっており、善家がマッターホルン登頂に拘っていたのは、宗介の父に関連していると推測はできたが、佐奈子がとの関連は不明。
 この後の展開に、期待を抱いたが……


【ここまででの遺留品や推理】
・現場の遺留品……紐を通す穴があり、アクセサリーに使う石?
・「犯人は善家さんに何かしらの恨みを持ち、善家さんが倉庫を密かに借りていたことを知り得た人物だと、考えられます。(動画での善家さんの)反応から、顔見知りの可能性があります」
・特徴あるスマホの着信シグナル

再びの右京の挑戦!(今度はチェス)……右京の勝利で捜査が進展
宗介からの情報
・「父が出来なかったマッターホルンの登頂が出来たら、奨励会に入る」と善家に約束した
・ストーカーについて、芸能プロの社長と話していた(謝っていた)
   ↓
社長(所長?)による情報   
・アリサはストーカー行為に遭っていたが、善家は表沙汰にせず、報告しなかった
   ↓
ありさの母・戸嶋佐奈子の話
・善家が歩道橋から転げ落ちるのを見た。誰かに突き落とされたのではないか?その人物の腰のあたりがピカピカピカと光っていた
   ↓
宗介の父への聴取
・善家を突き落としたのは、宗介の父だった(歩道橋の防犯カメラでも姿を確認)
・実際は、激高した宗介の父に驚いて、持っていたカップ麺をぶちまけ、熱湯の熱さで転げ落ちた
・パワーストーン(ブレスレッド)は、紐が切れたので処分
・あのブレスレッドは新田神社で買ったもの
   ↓
新田神社で願掛け中の佐奈子に聴取
 ストーカーが善家だったことに気がついていた(画像に写っていた車のミラーに、善家が写り込んでいた)
 善家は、《ストーカー騒ぎで、佐奈子がアリサの芸能活動を諦めるかもしれない》と思ったらしい

佐奈子の供述
 アリサに《無理して芸能活動をすることはない》と吹き込んだ善家に怒り、もみ合いになり、突き飛ばしスチール棚の角に善家が後頭部を強打、昏倒(動画の最終シーン)
★注目ポイント
・スタジオは電気がついたまま、右京たちが来たときは、電気が消えていた
   ↓
電気を消したのは善家本人で、善家は生きている

【事件の真相】
………「夢を追う若者を支えたい」という馬鹿でドジでお人よしの善家が引き起こした騒動だった


・宗介が将棋が好きで続けたいという気持ちは、対局していてよくわかっていた
・アリサは、人前に出るのが苦手で、短いスカートも恥ずかしい。《アイドルになりたくない》というアリサの本心を知った
 ……そこで、色々策を講じるが、やることなすこと裏目に出てしまった


《宗介の父が成しえなかったマッターホルン登頂を果たすこと》で、宗介に奨励会に入らせるという考えが浅はか
そんなことより
・宗介には、ライバルたちと将棋を指すことの楽しさや将棋の面白さなどを味合わせ、宗介にどうしたいかを考えさせる
・両親にも、宗介の対局する姿を見せ、宗介の気持ちを考えさせる
など、するのが本筋

ストーカーでありさの芸能活動をストップ?……そんなことで、解決できるとは思えない
やはり、本人と母親との話し合ってもらうのが本筋(なかなか、難しそうな母親だが)

……善家は“いい奴”なんだけど
・マッターホルン登頂を目指してトレーニング。費用も高額だろう
・スタジオや機材を借りて偽実況。費用がかさむだろう
・歩道橋から転落し、足を重傷しても、訴えない
・佐奈子に突き飛ばされて、昏倒しても、病院にも行かずに隠す


いろいろ雑?な脚本だった
①ハジッチが”完全犯罪”と息巻いたが…どこが?
②マッターホルン登頂は俄か登山家の素人には無理
③熱湯の入ったカップ麺を持って歩道橋を渡る?
④気絶した後の動画は?(配信が切れたタイミングが、違う)
⑤善家が昏倒したシーンで配信が途絶えたら、大騒動になるのでは
➅佐奈子はどのようにして、善家が使っていたスタジオを突き止めたのか?
⑦佐奈子と宗介の父が、同じ新田神社の願掛けお守り(ブレスレッド)をしていたのは、かなりの偶然
⑧右京vs宗介の対局内容は、けっこういい加減だったような気がする


 善家は右京に佐奈子の罪状を気にしていたが、まず、警察に事故だったことを主張し、動画で騒動を起こしたことを謝るべきであろう。起訴はされるだろうが、減刑の材料にはなりそう。
 それでも、佐奈子は《死に至るかもしれない善家を放置した罪》を問われるだろうが。


【ストーリー】(番組サイトより)
ライブ配信中に殺人事件が発生!?
雪山での完全犯罪に右京が挑む!


 サイバーセキュリティ対策本部の土師(松嶋亮太)が、特命係に奇妙な動画を持ち込んでくる。土師いわく、スイスの高山・マッターホルンの山中で“完全犯罪”が行われた証拠映像だという。動画には、「善ちゃん」と名乗る配信者が何者かに襲われ、テント内で息絶える姿が映し出されていた。現場がスイスでは完全に管轄外だが、興味を持った右京(水谷豊)は、薫(寺脇康文)とともに独自の捜査を開始する。
 さっそく、映像から「善ちゃん」が何者かつきとめた右京は、勤め先の芸能プロを訪問。善ちゃんこと善家光明(加治将樹)は、「夢を追う若者を支える仕事に就きたい」と社長に直談判し、6年前から同社で働いていたと分かる。その事務所では現在、ジュニアアイドルグループを売り出し中で、善家はメンバーからも同僚からも慕われていたという。ただ、なぜ急に登山に熱を入れ始めたのかは判然としなかった。
 そんな中、善家には意外な過去があり、その過去をめぐって一人の少年と深い繋がりがあることが明らかになってくる。

特命係がスイスの高山で越境捜査!?
背景には右京をしのぐ天才少年の存在が
交錯する思いが驚がくの事件に繋がる!


ゲスト:加治将樹

脚本:川﨑龍太
監督:内片輝


第1話「無敵の人〜特命係VS公安…失踪に潜む罠」(初回拡大SP)
第2話「無敵の人~特命係VS公安…巨悪への反撃」(拡大SP)
第3話「スズメバチ」
第4話「天使の前髪」
第5話「冷血」
第6話「名探偵と眠り姫」
第7話「青春の光と影」
第8話「センチメンタル・ジャーニー」
第9話「男の花道」
元日SP 第10話「サイレント・タトゥ」
第11話「その頬に触れるな」
第12話「惡の種」
第13話「恋文」
第14話「亀裂」

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2 コメント

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善家の生存は予想どおり (marumori)
2024-02-11 10:13:15
英さん、こんにちは。

 血痕はあるけど死体がないというパターンは、実は被害者が生きているというオチが多いので、善家の生存は予想どおりでした。

 一番の謎は、有紗の母親は、善家があの場所にいることをどうして知っていたのか、でしょうか。

 有紗は結局アイドルを辞めるのでしょうか。尺の都合はあったのでしょうが、有紗のことももう少しフォローしたほうがよかったように思います。
編集でカットされた気がします ()
2024-02-11 10:52:56
marumoriさん、こんにちは。

>血痕はあるけど死体がないというパターンは、実は被害者が生きているというオチが多いので、善家の生存は予想どおりでした。

 なるほど、そうですね。

 それに仰るように、どうして有紗の母親が善家が使用したスタジオを突き止められたのかは謎です。
 それと、アリサのその後も語られなかったことも、中途半端でした。

 思うに、上記の2点や宗介の父が高所順応ができずにマッターホルン登頂を断念したことを右京たちが知った捜査などを、放送枠に納める編集過程でカットしたような気がします。

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