英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

相棒 season19 第5話「天上の棲家」

2020-11-14 11:18:47 | ドラマ・映画
想像通りの真相で、視聴後に「やっぱり」と思った方が多かったのではないだろうか。
そして、「普通」「平凡」の他に不満を感じた話だった。

冨士眞奈美さんは何かに固執する人間を演じるのに秀でた女優で、今話も存在感を示したが……


貴代(冨士眞奈美)についての考察
1.逆効果な行為
①24年前の貴代の収賄疑惑の渦中にあった夫の自殺。実は貴代が殺害。
②達也の秘書・木田(伊藤正之)に指示して、達也の収賄情報を日刊紙にリークさせる
③さらに木田に、達也や木田自身への嫌がらせ(自作自演)を指示
④収賄について白を切る達也に対し、木田を使い「家族へ危害を加える」と脅迫し、自白を強要
⑤脅迫を逆用し、世間に“悲劇の主人公”の印象をアピールした達也に対し、決定的な動画を公開し追い詰め、それを苦に自殺に見せかけて殺害

 ①は夫の収賄疑惑をあやふやにした
 ②③④は達也に収賄の落とし前をつけさせようとした。政治家としての筋を通させようとしたのか、白河家と対立する派閥にすり寄ろうとした達也を許せなかったのか?
 収賄を認めても、それを挽回できると考えたのか?筋を通して、政界の名家としてのプライドを守ろうとしたのか?……収賄を認めるのは、ダメージは相当大きいはずだが。
 ⑤自殺で白河家への世間の風当たりは弱まるが、やはり、ダメージは大きいはず

 《政界の名家としての白河家を守ろうとした》と考えるのが自然なのだろうが、逆効果にしかなっていない。結局、殺人が明らかになり、自らとどめを刺してしまった…
 どうせなら、《収賄に手を染めた夫や婿が許せず、手を下した》とした方が良かったように思う。いや、《達也が嫌いだった》の方が良いかも。


 貴代が固執した白河家だが、後継ぎがあの“食いしん坊”では……

2.冨士眞奈実さんについて
 個性的な女優だが、今回は彼女の役どころというかキャラがあっていないように思えた。
 白河家が政界の名家という感じはしなかった。

右京へ一言
 24年前の収賄、そして自殺(殺人)……しっかり解決しておけよ!
 今回、推理らしい推理はしなかったし

第1話第2話第3話第4話


【ストーリー】番組サイトより
収賄疑惑の国会議員を脅かす告発者の影
鍵は右京と因縁を持つ政治家一族の“女帝”!?


 右京(水谷豊)と亘(反町隆史)は、収賄疑惑が持たれた衆議院議員の白河達也(湯江タケユキ)が、自宅にゴミをまかれた“嫌がらせ”の捜査を押しつけられる。
 白河家は、大臣を輩出した政治家一族で、長年実権を握っているのは、達也の義理の母・貴代(冨士眞奈美)だった。貴代には、24年前、夫が収賄疑惑のさなかに自ら命を絶った過去があり、当時二課だった右京が、捜査を担当していたという因縁が。
 そんな中、達也の息子が誘拐されかける事件が発生。“告発者X”を名乗る人物から、達也宛に『会見を開き、罪を告白しなければ、家族を殺す』という脅迫文がもたらされた。Xとは、収賄疑惑を報じた日刊誌の情報源で、取材したのは、特命係と繋がりのある元検事の黒崎(内田裕也)だった。黒崎いわく、達也は白河家の婿という窮屈な立場を飛び出し、対立派閥に入るため、金が必要だったのではないかという。
 その後、Xの要求通り、会見を開いた達也だったが、衆人環視の中で予想外の発言を始める。

収賄疑惑で追い詰められた国会議員がまさかの反撃
背景には二課時代に右京が捜査した事件の呪縛が!?
24年の時を経て驚きの真実が解き明かされる!


ゲスト:冨士眞奈美 湯江タケユキ 内田裕也

脚本:斉藤陽子
監督:権野元
コメント (2)
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